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―そんな思いも、虚しく。









激しく叩かれた扉。
私と広斗は反射的に身をこわばらせた。
一瞬の静寂。
相手が理解できるまで、その緊張を
決して解いてはいけない。

?「おい、雨宮ァ!!!!!
いんだろぉ!?
隠れてねーで出てこいオラァ!!」

野太い声。
それは雅貴のものでは
ないことは確かだった。

広「…チッ。
右京かよ…!!!」

知り合いのようだ。
しかも、それは良い意味ではなく。
煩わしげに舌打ちをした広斗は、無理やり
私を奥へと追いやろうとした。
けど私は、信用されていないことに
少し腹を立て、それに抵抗した。

広「…んだよ」

「私、広斗が思っているほどヤワじゃない。
女だからって気を抜かないで。」

広斗が冷たく言い放ったのには訳があった。
私が、広斗のみぞおちに
拳を当てているからだ。
どうしても肌で感じてほしくて、私は
広斗に刃向かうという選択をしたのだった。
隙をついた拳はいとも簡単に腹に当たる。
たいした力も込めず
牽制として放ったそれは
たやすく広斗に払いのけられてしまう。

「私を、信じて。」

怖いくらいに鋭くなった広斗の目つき。
軽くふるえている体を支えるかのように
堅く拳を握って言う。
すると広斗は観念したように踵を返した。
もしくは、信じる気に
なってくれたのかもしれない。

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設定タグ:HiGH&LOW , 雨宮兄弟 , 雨宮広斗   
作品ジャンル:タレント
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レイにゃん@臣love*RY(プロフ) - 璃良さん» いつもコメントありがとうございます!璃良さんのコメントが励みの一つになっています(*≧m≦*)これから二人はどうなるのか。そして広斗は目を覚ますのか。ご期待ください!(*^_^*) (2016年2月17日 22時) (携帯から) (レス) id: 093814bcbe (このIDを非表示/違反報告)
璃良 - 良かったー二人とも生きてて。まさかまさか広斗が?!ってなってたけど本当に良かった(;´▽`)忙しいのにコメント返してくれてありがとうございます!いつも続けてかくと無視されることが多いいので嬉しいです!更新頑張って下さい!いつもお話見るの楽しみにしてます! (2016年2月17日 9時) (レス) id: 918f3c33d7 (このIDを非表示/違反報告)
レイにゃん@JSB*omi#RY(プロフ) - 璃良さん» ご期待に添えられて何よりです(*^_^*)できるだけ毎日更新を心がけている身としては嬉しい限りです。応援ありがとうございます!支えにしてがんばりたいと思います!! (2016年1月31日 11時) (携帯から) (レス) id: 093814bcbe (このIDを非表示/違反報告)
璃良 - わぁー!ありがとうございます!  いつも更新されていると嬉しいです!私独りのわがままに答えてくださり感謝仕切れないです(;∀;) 更新頑張って下さい応援してます! お体に気を付けてくださいね^^ (2016年1月31日 4時) (レス) id: 918f3c33d7 (このIDを非表示/違反報告)
レイにゃん@JSB*omi(ボド見)(プロフ) - 璃良さん» やってみます(^_^;) (2016年1月23日 0時) (携帯から) (レス) id: 093814bcbe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レイにゃん | 作成日時:2016年1月8日 0時

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