アイデンティティティティーン ページ10
A「あ、佐野くんおはよ。」
今日は珍しく、佐野くんが朝から登校してた。
玲於「...はよ。」
チラッと私の方を向いて、すぐにぷいって顔を逸らして席に座る。
A「珍しいね。佐野くんが朝から登校するなんて。」
玲於「...別にいいじゃん。」
A「もしかして、私に会いたかったとか(笑)」
玲於「なっ...！」
冗談で言ったのに佐野くんは目を真ん丸にさせて、すっごく顔が真っ赤で、そのままバッて机に伏せた。
え、え、何今の反応...。
さっきの佐野くんの反応を変に意識しちゃって、ドキドキして授業に集中できない。
佐野くんの方をチラッて向いたら、バチッて目が合って、思いっきり逸らしてしまった。
佐野くんも...私を見てた...？
何だろ、何でこんなにドキドキするんだろ。
先生「A。18ページを読め。」
ふいに先生に指名されて慌てて立ち上がるも...どうしよ...教科書忘れちゃった...。
どうしよどうしよ、授業始まって30分も経つのに、今頃「教科書忘れました」なんて言ったら絶対怒られる...。
そう思ってたら、トントンって机を叩く音が聞こえて下を向くと。
差し出された教科書と、「使え」って汚い字で書かれたメモ紙。
佐野くんからだった。
「ありがと」って佐野くんに口パクを送って、教科書を受け取る。
言われたとこを読み終えて席に座り、佐野くんの方を見ると、頬杖ついてそっぽ向いてた。
貸してくれた教科書に、「ありがとう。佐野くんって優しいね！」ってメモ紙乗っけてみた。
佐野くんの机をトントンって叩くと、ゆっくりと振り向き私と目が合う。
教科書とメモ紙渡すと、佐野くんはじっと読んでくれてそのまま何事も無かったかのように授業に戻った。
でもね、気付いちゃったんだ。
佐野くんは、照れたら耳が赤くなるってこと。
ほら、今も。
佐野くんの意外な一面、実は照れ屋さん。
あー、ドキドキが止まらない。
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亜嵐 - 更新まってます！面白くて、大好きです！ (2020年4月8日 14時) (
レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
妖夢 - RUN THIS TOWN ですよ！ (2018年7月28日 1時) (レス) id: 01d21100dd (このIDを非表示/違反報告)
HinaPiyo1226(プロフ) - シラカバがうけますw (2018年4月20日 2時) (レス) id: 19adf9b393 (このIDを非表示/違反報告)
白濱らな(プロフ) - 亜嵐と玲於何やねん！この小説めちゃくちゃ面白いです！爆笑 更新頑張って下さい！ (2017年8月6日 11時) (レス) id: f8209b646e (このIDを非表示/違反報告)
濱ラスカル(プロフ) - これギガンティックO.T.Nの歌詞ですよね笑笑 題名?見ただけで笑っちゃいましたww 更新頑張ってください! (2017年4月1日 23時) (レス) id: 76211921ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずき x他1人 | 作成日時：2017年3月4日 19時
