【HiGH&LOW】達磨にさらわれました【日向紀久】

番外編 ページ9

日向side

『日向さん！！』

そう言ってちょこちょこと駆けて来たA。相変わらず小動物っぽい。

日向「ん？」

『あの…えっと…今日、近くでお祭りあるみたいなんですよ！行ってみませんか？？』

祭り…？そういえばなんか言ってたな。

日向「まあ、祭りなんてめったに行かねえし…行くか。」

『わーい(*´꒳`*)ありがとうございます！！』

この喜びよう。見てて面白い。
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そして夕方。7時頃に祭り会場に向かった。

『わー！いっぱい屋台ありますね！！』

日向「そうだな。」

子供のように次から次へと屋台に目移りしているAを連れ、Aの食べたいと言った綿飴を買い、適当に歩いていた。

？「…日向？」

日向「あ？」

振り向くとそこにはコブラと村山の姿が。…珍しいコンビだな。でもちょっと分かる気がしなくもないな(((

コブラ「…誰だ、その女。」

コブラがたこ焼きを食べながら言う。

村山「まーさか、彼女なんてこと言わねーよなあ？」

冗談のように村山がりんご飴を食べながら言う。りんご飴って…←

日向「あ？そうだけど？」

2人「「え、まじ？」」

日向「ふっ…なわけねーだろ。こいつは達磨がさらった女。」

コブラ「さらった…？どういう意味だ、それ。」

日向「まんまの意味だよ。こいつDOUBTに追われてたの。それを右京と左京がさらって来た。」

村山「複雑だな、それ。でもまあ、悪いようにはしてねーみたいだし。」

『…？』

当の本人を見ると、頭にはてなマークを浮かべて、自分の顔くらいある綿飴を頬張っている。

コブラ「ま、邪魔しちゃ悪いし。んじゃな。」

村山「じゃーなー。」

2人が去っていった。

『？さっきの人達、誰ですか？』

日向「山王連合会の頭と、鬼邪高校の頭。」

『ほお…頭の方でしたか…』

特に興味を示す訳もなく、綿飴を食べ続ける。

日向「…俺にもくれよ、それ。」

『へ？』

次の言葉を聞く前に、綿飴をつまんで取って食べた。

『あ。』

日向「ん…美味いな。」

甘いのはあんまり食わないけど、これは美味しい。甘すぎないし。

『あ！日向さん！花火始まりますよ！』

日向「ああ…そうだな。」

それから2人で花火を見て、帰った。たまにはこういうのも悪くないな。
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おはこんばんにちわ！！さっつんです！！
今回は夏祭りの時期という事で、番外編を！！
コブラと村山が一緒にいるとか、なんか想像できません？w

誰？→←右と左と加藤さん

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