【HiGH&LOW】達磨にさらわれました【日向紀久】

街に出よう ページ22

右京side

『右京さん！山王街に行きたいです！』

右京「…あ？勝手に行きゃあいいじゃねぇか。」

『それが…日向さんが、行くなら誰か連れてけって…』

左京「ほ〜…日向もちゃんとしてるんだなw」

『？どういう意味ですか？』

右京「いや……じゃあ、俺らと行くか？」

『！ほんとですか！？』

左京「まあ、散歩がてらいいかもな〜」

『やった〜( *ˊᵕˋ ) ⁾⁾』

右京「ふっw」
.

.

.
in山王街

『わ〜やっぱり山王街は街並みが綺麗ですね♪』

右京「そうか〜？」

左京「まあまあだな」

山王街に来たのは俺らにさらわれた時以来らしく、逃げ回っていたので店もろくに見なかったと言っていた。まあ、湾岸との戦い以来、チーム同士の抗争もなくなった。だから他のチームの奴らと会っても特に問題はないんだけど…

右京「(日向ががな〜…)」

『あ！右京さん！左京さん！あそこ！行きたいです！』

左京「…そこ山王の溜まり場じゃねぇか。」

右京「ITOKAN…」

『あ、そうなんですか…じゃあ他あたります？』

ガチャ

コブラ「……あ？」

右京・左京「あ。」

『…？』

コブラ「なんでお前らがここにいんだ。…それと、そこの女誰だ。」

左京「こいつ、日向の女。」

右京「こいつが山王街行きたいっつうから付き添いだよ…」

コブラ「日向の女…？日向に女なんていたのか。」

『？？』

右京「ああ…俺らもびっくりだよ…」

左京「あの日向に女なんてな？w」

コブラ「ふっw……俺はコブラ。山王連合会の頭だ。お前は？」

『あっ…Aです…えと…コブラさん…』

コブラ「ふっw………綺麗な瞳だな。」

『え…あ…』

Aはアルビノだったんだ。本人もすっかり忘れて楽しんでいたようだった。

コブラ「大丈夫だ。別に気味悪いとかじゃねえ。察せないほどバカじゃねえからな。」

『は、はあ…』

コブラ「じゃ、またな。」

右京「ああ。じゃーな。」

左京「じゃな〜」

コブラは最後にAの方を見て

コブラ「今日は日差しが弱いな。」

とだけ言って去っていった。おそらく、アルビノだと分かったことを伝えたかったのだろう。

『…コブラさんは、私の事が分かったんですかね…？』

右京「だな。」

左京「まあ、コブラはそんな悪い奴じゃねえからな。」

『ほお…あ！ご飯食べましょーよ！お腹空きました…』

右京「あーはいはい。」

左京「ITOKANはやめとこーぜ。」

そうして俺達は近くの店で飯を済ませ、帰った。

譲らない→←好きの繰り返し

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す