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想像は偏見 ページ7

車がゆっくりと速度を落としていくのを感じてふと窓の外に目を向ける
家々が建ち並ぶごく普通の住宅街が目に入った
車が止まると私の左右に居た強面の男の人達は車を降りていく

片方は扉を開けて立っていて、片方は学生時代にした"休め"の姿勢で辺りを見回している

「ほらA、はよ降りろ」

『え?あ、はい...』

促されるまま降りればその後にコネシマサンが着いてくる
すぐに2人の男は車に戻って車ごと走り去ってしまった

見送ることもせず目の前の家に入っていくコネシマサン
その家は白を基調としたどこにでもありそうなオシャレな家だった
暗くて良く見えないのが惜しい

置いていかれてはたまったもんじゃないので慌てて背中を追った

普通に鍵を取り出して、
普通に鍵を開けて、
普通に家に入って、
普通に靴を脱いで電気を付ける

どうしたらいいか分からず玄関に突っ立っていればコネシマサンは呆れたように私の顔を見た

「何しとんの?」

『いや...入っていいのかなって...』

「ええに決まっとるやろ。今日からアンタの家やねん」

『嘘ぉ...』

恐る恐るといった様に靴を脱ぎコネシマサンの後へついていく

私の想像と全然違う
もっとこう、豪華で無駄にごつい感じの家に住んでるかと思った

どこにでもある普通の家だった
そう、普通

リビングに変なものがある訳じゃないしめちゃくちゃデカいって訳でもない。廊下も普通だったし絨毯とかそういうものもない
少し物が少ない様な気がするけどコネシマサンはそう物欲があるようにも見えなかったしそんなもんなんだろう

テレビを付けながらコネシマサンは私に声をかける

「1階はリビングキッチン、トイレ、風呂、書斎、物置。2階は部屋。以上」

『書斎...?』

「そう。何?本読んでちゃ悪いか?」

『いや別に...ちょっと意外だなって思っただけで』

ふーんと漏らしながらさっさと風呂入って寝ろと無茶苦茶なことを言う
でもこの男に逆らったら何が起こるか分からないから素直に従う

勿論着替えも何も無かったけどお風呂から上がると女性物の下着と彼のものであろうTシャツが無造作に置かれていた

善か悪か→←理解できない



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プリン - 更新頑張って下さい!!スラスラと読んじゃってあっという間に全部見ちゃいました(´・ω・`)コネシマさんめっちゃかっこいい!続き楽しみにしてます! (2022年4月11日 16時) (レス) @page50 id: 774745bb4a (このIDを非表示/違反報告)
@高橋_Tereta(プロフ) - もう更新はされないのでしょうか…?🥺コネさんかっこよくてスラスラ読んでしまい… (2022年4月2日 1時) (レス) @page50 id: 8dd19441df (このIDを非表示/違反報告)
舞太郎 - もう更新しないのかな、、、、コネさんがかっこいいおはなしでしたねー (2021年10月2日 10時) (レス) @page50 id: 6f46ea7e84 (このIDを非表示/違反報告)
零露 - 更新頑張ってください!自分の名前にしてニヤニヤしながら楽しんでますw(自分キモッ (2020年11月22日 22時) (レス) id: cc26712808 (このIDを非表示/違反報告)
あおみどり - 何度読み返しても面白いです!ゆっくりでも楽しみにしてます! (2020年10月22日 20時) (レス) id: 58294b6a9f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美奈花 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年3月6日 21時

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