ヤのつく仕事の若い男【wrwrd】[knsm]

憤慨 ページ21

｢A、起きろ｣

雑な呼び声に乱雑に揺すられる肩
重たい瞼を開けば車は停車していて窓の外には朝出た家があった

『おはようございます』

｢時間的にはこんばんはやけどな｣

そう言いながらコネシマさんは車を降りていく
既にボディーガードのような2人組は見当たらなくなっている辺り家の中にいるのだろう

買った荷物とかは運び込まれてて自室になる部屋に連れて行ってもらう
場所的にはコネシマさんの隣の部屋だった

開かれた扉をくぐると昨日見た景色と大分変わっていた
コネシマさんと同じ形の大きなベッドに机などが置かれている
クローゼットの中には持ってきた服がかけられていた

｢下着類は触っていないのでご安心を｣

『あ、はい。どうも』

今日買ったものや取ってきたものを運び終えた2人のうちのひとりが軽く頭を下げる
そしてそのまま帰って行った

なんというか不思議な関係だ

｢Aの勝負パンツ何色？｣

『は...セクハラですよ！やめてください！』

｢ええやん、夫婦なんやし。俺黒が好き｣

『うるさいです。何も言わないでください』

｢あーでも純情な白もありよりのあり｣

『違いますから！！もう黙ってください！！』

｢A顔真っ赤やで〜｣

くすくす笑いながらセクハラ発言を繰り返す
色々する私を手伝うことなんてせずにベッドに腰掛けて楽しそうに私を見ていた

こんな話ろくにしたこともないから暑くて仕方がない
コネシマさんの言う通り今頃顔は真っ赤だろう
なんかもう、死にたい

｢お、このブラ可愛ええやん｣

『は！？ちょ、何してるんですか！出てってください！！』

｢わ、そんな怒らんくてもええやん、ちょ、ごめんて、許してや！｣

勝手に人の下着を漁ってたコネシマさんの手から下着を奪い取り締め出す
今日はもう絶対入れてやらない
そう心に決めた

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