総統と書記長と時々脅威 ページ7
どれだけしても減るばかりか増えた気がする書類を前にしてグルッペンが根を上げた
書類の上にｺﾞﾝｯと音を立てて頭を下ろす
いつもだったら何か言うトントンだが今日は朝から少し体調が悪そうにしていた
少しの休息だって必要だろう
ひとつ分減ったペンの音だけが部屋に聞こえる
gr｢とんし...｣
伏せたままこもった声でグルッペンが声を上げる
小さく弱々しい声だがそんなの気にするような間柄ではない
tn｢なんや｣
書類から視線を外さず答えればしばらく返事は返ってこない
潰れたか、とふっと息をはけばグルッペンが勢いよく頭をあげる
tn｢おぉ...生きとった｣
gr｢......｣
tn｢グルさん？起きたなら仕事して、どうぞ｣
それでもグルッペンは動かない
たまにこうなるからといつも通りの反応をする
昔は心配したものだが慣れたものだ
ゆっくりトントンの方へ顔を向けると一言、感情の乗ってない声で言う
gr｢吐きそう。｣
tn｢トイレ行けや｣
gr｢間に合わん。担げ｣
ゆっくり立ち上がったグルッペンに危機感を覚えたトントンも目を離さずに立ち上がる
tn｢......担いだ瞬間吐くで｣
gr｢...じゃあお前のポケットに吐くわ｣
少し考える素振りを見せてケロッと言う
じり...っと近づいてくるグルッペンから距離をとるために後ろへ下がる
tn｢待って！？マジでするんか！？ちょ、こっちくんな！！｣
走り出したグルッペン
逃げるトントン
2人の鬼ごっこが始まった
zm｢んなことしてる間にトイレ行けや｣
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Yuki.aruru(プロフ) - 美奈花さん» あー好き｡すこ好こ｡ありがとうございます｡もっとくr(((ほかのコンビでも全然大丈夫ですので......続き楽しみにしてます (2019年4月5日 14時) (
レス) id: 6057cb562d (このIDを非表示/違反報告)
美奈花(プロフ) - Yuki.aruruさん» わかりました！できるだけ早めに書き上げますね！ (2019年3月28日 11時) (レス) id: bf98cceb63 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki.aruru(プロフ) - 神と豚......できますかね？良ければお願いしたいです！！！ (2019年3月26日 18時) (レス) id: 6057cb562d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美奈花
作成日時：2018年9月3日 18時
