4夜目 ページ4
｢ｯ......！｣
このままやとこの子は死ぬ
本能がそう言っとった
見た所敵ではないのは一目瞭然や
｢ロボロ！ペ神に繋いで！｣
"分かった"
"どうしたの？大先生"
少しノイズが走ったあといつも通りのペ神の声が聞こえる
｢城の地下に来れるか..！？｣
"急ぎみたいやね。近いからすぐ行くよ"
通信が切れる
俺はなんでこんなに焦っとるんや...？
別に助けなくてもいい
敵国に居たもう死にそうなやつや
可哀想だから？
惨めだから？
顔が可愛いから？
女の子だから？
多分違う
何でもない感情に突き動かされる
助けてやらなきゃ、助けたい
気持ちが高ぶっとる
取り敢えず応急処置だけでも...
近くにあるタオルや布を掻き集めて止血をはかる
けど俺なんかにそんなの出来るはずがなかった
こんなんやったら応急処置のひとつやふたつ教わっとけば良かったわ...！
出来ないのならば繋がれた金属を外そうと、近くに転がってる男ポケットをまさぐった
｢あった...｣
元をたどって外す
ガチャンと気持ちのいい音が響いた
｢大先生ー！｣
｢ペ神！こっち！｣
良いタイミングで来たペ神を呼び込む
入った途端察した様に女の子の手当を始めた
｢だいぶ豪快に暴れたな｣
｢いやぁ、戦闘員いなかったからさ。ほら、バンって、ね｣
｢脳天をぶち抜くと。大先生は怖いなぁ〜♪｣
なんでコイツはこんな楽しそうなんだよ
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アルラカルラ(プロフ) - はぁー、好き。続き楽しみにしとるな。 (2018年1月7日 21時) (
レス) id: 0913d50311 (このIDを非表示/違反報告)
アルラカルラ(プロフ) - 大先生かっこええわぁ (2018年1月7日 11時) (レス) id: 0913d50311 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美奈花
作成日時：2017年12月11日 0時
