長い悪夢の救世主【wrwrd】 (ページ24)

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24夜目ページ24

os｢これでどうや！｣

しばらくああでもない、こうでもないと唸っていたマンちゃんが嬉しそうな声を上げる
鬱くんが鏡を見える位置に持ってきてくれて写った自分を見つめる

『か...わいい...』

ふわふわとした髪は後ろでくるっと巻かれてて余った髪はそのまま下ろされている

os｢あとはい！｣

そう言って前にまわってきたマンちゃんに前髪になにか付けられる

それはブタのピンで可愛らしかった

os｢シャオちゃんとお揃いやで｣

gr｢ある意味トントンともお揃いや｣

ut｢仕事増えるでグルちゃん｣

嬉しくて、あったかくて、おっきな声でありがとうって言った
マンちゃんは優しい笑顔で｢どういたしまして｣って言った

『ねぇねぇ鬱くん！どう？』

ut｢似合っとるで、めっちゃ美人さんや｣

そう言って淹れてもらったお茶を飲む
私も息を吹きかけてから飲んだ

os｢ごめん大先生、コーヒーの方が良かった？｣

ut｢ええよ別に。飲めんわけやないし
後から来たわけやし｣

口に広がる香りがとっても好きで夢中になる

gr｢A、これ食べてみろ｣

総統かっかの指につままれていたものを口を開いて食べる
サクサクしてて、それでいてふわふわしてて
甘い味が口の中を満たした

『美味しい...!!』

gr｢気に入ってもらえたみたいで良かった
これはマカロンと言うのだゾ｣

『マカロン...マカロン好き！』

os｢ほんならこれも食べてみてや｣

優しい笑顔に優しい日差し
優しい味で心は満たされていく

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