愛してんで ((Red ∞ 2)) (ページ6)

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横山 Side

『……すばる、起きてるか？』

なんかどうしても寝れへんからすばるに話しかけてみた。

ヒナは甲高いイビキたて寝とったから話しかけんかったけど。

渋「なに？」

『……彼女のことどう思ってるん？』

渋「………急に何やねん。」

今日、改めて思った。Aさん、ええ子やなぁ。と思った。

……今まで知ってるすばるの歴代の彼女の中で一番すばるに合ってるとおもうねん。

『……その～、…すばるは将来的なこと考えたり……しとるん？』

渋「……考えてはいるけど…。……。仕事上、厳しいやん。」

すばるの言うてることは、痛いほど分かる。

……俺も実際そういうことあったし

『……でも、あの子愛想尽かして"別れてくれ"言うかもしれへんで？」

渋「"別れてくれ"言われたらそれまでやろ。別に俺に引き止める権利もないし。」

『そっか。』

すばるの言葉を聞いて、我に返った。

…せや、俺なんてこと聞いてんねん。

俺らみんな分かっていたはずのことやんか。

……俺、無神経やった。

『……ごめんな。』

渋「………別に。」

『おやすみ。』

渋「……おやすみ。」