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大「なすー、どうしよう…」
雄「またかよ」
大「だってぇ…」
俺が悩んでるのはさくちゃんとがりさんのこと。
2人が俺の事を好きでいてくれてるのは気づいてる。
けど、俺はどちらのことも同じくらい好きで、どちらか片方なんて選べなくて、気持ちに気付かないふりしている。
雄「グダグダ悩んだって両方好きなんだろ？」
大「うん。半分じゃなくて、2倍なんだよ。でもこんなんじゃ2人に申し訳ない…」
普通に考えて、好きな人が自分を好きでいてくれるのは嬉しくても、同じだけほかのひとに気持ちが向いているのは嫌だ。
雄「考え過ぎないで2人に伝えちゃえばいいじゃん」
大「絶対嫌われる…」
雄「けど、変に隠すといつか関係が拗れることになると思うけど…」
大「だよね…」
ほんと、どうしよう。
龍「大昇、今日撮影終わったら時間ある？」
蒼「話があるんだけど…」
？なんだろう
大「わかった、先に終わるだろうから待ってるね」
蒼「ごめん、お待たせ。」
龍「ごめん」
大「いいよ。話ってなに？」
蒼「おれ、大昇のことが好き。」
龍「俺も大昇がすき。」
蒼「いきなりで困らせるかもしれないけど、考えてくれないかな？」
とうとう告白された。
2人の表情を見ると勇気を出して言ってくれたみたいだし、ちゃんと応えたい。
大「あのね、俺、2人のことが好きなんだ。可笑しいかもしれないけど、二人共が大好きで、どっちかなんて選べない…」
蒼龍「「えっ」」
そう、だよね、こんなこと言われても困るよね
大「ごめん、だからどっちかなんて選べない。きっと2人には俺なんかよりいい人がいるよ」
こんな中途半端な俺なんて2人には似合わない。
蒼「じゃあ、どっちもと付き合うんじゃダメなわけ？」
大「え？逆にいいの？」
龍「…そりゃ独り占めしたいとも思うけど、大昇はどっちも好きなんでしょ？」
大「うん。気持ちが半分づつなんじゃなくて、どっちも好きだから2倍なんだ。」
蒼「そっか。」
大「こんな俺でも受け入れてくれるの？」
龍「もちろん。」
蒼「どんな大昇でも受け入れるよ。だって」
蒼龍「「大昇は俺らのお姫様だから。」」
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作者名：ちぃ | 作成日時：2022年2月2日 22時
