吸血鬼 IV いがさく はしみず ページ40
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今日はがりさんとさくちゃんの家に瑞稀とおじゃましてる。
この4人で集まると、全員でワイワイ話すこともあるけど、自然と吸血鬼と人間で別れて話すようになる。
蒼「でさぁ、龍斗全然危機感なくて、」
涼「わかる！瑞稀もなんだよ」
蒼「俺にとって龍斗が1番だけど、ほかの吸血鬼にとっては違うってわかっててもさぁ、やっぱり気にしちゃうよね」
涼「だって、そりゃ俺にとっては瑞稀が1番だけど、さくちゃんもなかなかにいい匂いするなぁと思ってるもん」
蒼「でしょ？」
まぁこの2人で話すことなんて基本的に半分惚気みたいなもんだ。
涼「それだけじゃなくてさ、瑞稀人との距離が元々近いみたいなんだよね」
蒼「瑞稀くんってなれるまではガード固いけど慣れたら結構距離感近くなるよね」
涼「そうなんだよ…吸血鬼以前に人間に襲われそうで怖いんだよ」
蒼「今カフェでバイトしてるんでしょ？」
涼「そう、家に閉じこもってるのは嫌だって言われて週2日だけ。」
蒼「龍斗もさ、同じ所でバイトしたいって言い始めてて…」
涼「2人同じところの方が安全ではあるけど、二人とも可愛いからなぁ」
蒼「だよなぁ…」
そんなこっちの心配も気付かず向こう2人はコソコソ話してる。
え？なにかこっちに聞こえちゃまずい話してるの？
蒼「まって、意外と瑞稀くんがいちばんの敵かもしれない」
涼「俺もさくちゃんがいちばんの敵かもしれない」
あのふたり仲良すぎる。
瑞「あのね、＿＿＿＿＿＿だよ///」
龍「え！か、かっこいい、///」
なんて言ったんだろう
龍「でも、＿＿＿＿＿＿」
瑞「っ、ほんと？///」
龍「うん」
瑞「さくちゃんありがと！」
龍「こちらこそありがとう！」
あーあー、抱き合っちゃってこれはお仕置だな
隣のがりさんとアイコンタクトをして2人に声をかける
涼「ねぇ、ふたり距離近くない？」
蒼「なんの話ししてるの？」
龍「え、あ、なんにもないよ？」
瑞「そう、だよ、」
いや、どう考えても怪しいじゃん？
蒼「そんなに言いたくないの？」
涼「じゃあ言わせるまでだね」
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作者名：ちぃ | 作成日時：2022年2月2日 22時
