はいびーと2(短編集) (ページ31)

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蒼「いやー、それにしてもはしもっちゃんの運命の人が龍斗の知り合いとはね…世界って狭いなぁ」

涼「まず『運命の人なんて迷信だろ』って言ってたがりさんが運命の人見つけてることが驚きだわ。」

蒼「だって出会っちゃったんだもん」

瑞「あの、がりさん？も吸血鬼なんですか？」

蒼「あ、タメでいいよ。そう、吸血鬼。で、運命の人が龍斗。」

龍「まぁでもがりさん生活能力皆無だから家政婦みたいなものかな」

へぇ、なんか幸せそうでよかった。

涼「俺とガリさんは学校が一緒だったんだ。」

龍「吸血鬼も学校ってあるんだ」

蒼「狩の仕方だとか人間にバレた時の対処法とか色々学ぶんだよ」

瑞「へー」

お互いの近況などを話していたら2時間近く経っていて、そろそろお開きにしようと言うことになった。

龍「ね、瑞稀くんもう1回連絡先交換しよう？」

当時使っていた携帯は解約して、今は新しくなっているが、涼以外の連絡先入れるなと言われていた。

瑞「りょぉ、いい？」

涼がこの顔に弱いことを知って、聞いてみる

涼「……」

瑞「だめ？」

涼「あーもう！わかった！いいよ。ただし、あんまり仲良くしすぎないでよ…」

蒼「ぷくく、あの来るもの拒まず去るもの追わずのはしもっちゃんが振り回されてる」

涼「ちょ、いうなよ」

瑞「めっちゃ過保護なのに意外だな」

龍「…、瑞稀くん、過保護とかじゃなくて束縛のレベルだよ。」

瑞「そうなの？」

だとしても別に嫌じゃないしいいや。

蒼「嫌になったらうちに逃げてきてもいいからね」

涼「おい、何吹き込んでんだよ」

龍「そうだよ。たまには遊びに来てね」

瑞「うん！遊びに行くね！」

毎日同じような一日が過ぎるだけだったけど、昔の同僚に会えて良かったなぁ

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なみさんリクエストありがとうございます！

次はいがさくの出会い編です。