悪夢 はしみず ページ20
mz
ココ最近寝れていない。
悪夢を見るからだ。
内容がリアリティありすぎて深みにハマってしまった。
とは言っても所詮は夢の話なので解決方法もわからず、ただただ睡眠不足に陥っていくだけだ
涼「瑞稀寝不足？」
瑞「え？あー、ちょっとね。」
涼「寝るなら肩貸すけど？」
でも、どうせ寝られないだろうし、うなされてる所見られたくないしなぁ
涼「ほら、遠慮すんなって」
瑞「ありがとう…」
かなり強引だけどその優しさが嬉しかった。
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hs
いつもよく楽屋で寝ている瑞稀が、最近は寝ていない。
それなのに寝不足みたいだ。
寝たくないのかな？
こういう時、俺はどうしていいかわかんないけど、気を使わなくていいんだよと、肩を貸してみる。
やっぱり眠たかったのかすぐに眠りに落ちた瑞稀。
安心したのも束の間だった。
瑞「っ、やっ！……いかないで。」
突然うなされ始め、一筋の涙を流した。
涼「ちょ、瑞稀大丈夫？」
瑞「やだっ、居なくならないで…」
涼「大丈夫大丈夫。俺はここにいるよ」
あやす様に背中を撫でてあげると、落ち着いた
瑞「…ごめん、変なとこ見られちゃった…」
涼「大丈夫？」
瑞「っ、うん。」
涼「最近ずっと寝不足みたいなのはこのせい？」
瑞「はしもっちゃんにはお見通しだね」
涼「結構うなされてたけどどんな夢？あ、話したくないならいいけど…」
あまり強引に聞きすぎるのも悪い気がして語尾が弱くなる
瑞「じゃあ聞いてくれる？」
涼「うん。」
瑞稀の悪夢は、要するに「頑張っても頑張っても自分だけ前に進めなくてメンバーにおいて行かれる」ってことらしい
涼「俺らは絶対に瑞稀を置いてったりしないし、今だって瑞稀はちゃんと前に進んでるよ。」
瑞「でも、おれ…」
涼「いい？瑞稀は瑞稀のままでいいの。見えないところで色々頑張ってるの知ってるよ？」
瑞「ありがとう」
涼「今度からはこんなになる前にちゃんと相談してくれる？」
瑞「うん。」
そうは言ってもきっと溜め込んじゃうだろうから、瑞稀のこと、もっとちゃんと見てあげないと。
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お題箱よりリクエスト頂きました。
ありがとうございました！
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作者名：ちぃ | 作成日時：2022年2月2日 22時
