HiGH&LOW by S. - ４ -

１２８. ページ4

、



テ「でもやっぱ寂しいっすよね。俺この街好きだし」


ヤ「まぁ俺たちが…、生まれ育った街だしな」






この街に迷い込み、そして彼らと出会い。



よそ者の、それも隠し事をしたままだった私を包み込んでくれ、そして隠し事が明らかとなった今でもこうして仲間として大切にしてくれている。



私にとっても大切な街、山王街。






コ「何かが起きようとしている。無名街で起きたあの爆発といい、DOUBTのやり方といい、今までとは桁が違う」


A「…、」






しんみりとした空気が漂い始めた中、勢いよく開かれたドアから血相を変えた甲くんが現れた。






甲「おいっ！！あいつらまた来やがったぞ」






DOUBTのやつらがまた来たと。



ついさっき彼らは帰って来たばっかりだというのに、この街の護衛隊として彼らは臨戦態勢をとった。






ヤ「おい行くぞ！！」


「「 おう！！！ 」」






甲さんまで行ってしまい、ナオミと尾沢、三人に残された嫌ぁな雰囲気。






尾「てか尾沢って言うな！！」


A「は？」


尾「お前 尾沢表記してんのわかってんだよ！！」


A「尾沢は尾沢じゃん」


尾「意味わかんねぇし！！俺！年上な！！」


A「ジジィだもんね」


尾「そうそう俺はもうジジ……、うるせぇわ！！！」


ナ「仲よすぎな。笑」


尾「仲良くないわ！！」


A「ふふ。笑」

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