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、
ナ「あっま」
A「はぁぁぁぁ…、」
ナ「甘すぎて胸焼けするわ」
A「んー…」
あの後すぐにITOKANに駆け込んだ私を、ナオミはカウンターの向こう側に腰掛けて眺めている。
A「んー…」
ナ「てかあんた、その首」
A「んー?」
ナ「赤いのついてるよ」
A「んー…」
ナ「だから!キスマーク!!人の話を聞け!!」
A「キ、スマーク?!!」
どこ?! と大騒ぎしだす私に、どこからともなく出してきた絆創膏を手渡した。
A「どこぉ…、見えなぁい…」
ナ「まぁ一つ屋根の下、今までそんなことが起こらなかったことの方が不思議なくらいだけど。ここ、」
A「んー…、そう言われましても…。よし、」
ナ「まぁでも、ダンからの連絡はある意味救いだったんじゃない?」
A「えー?」
ナ「想いも伝えてないのにそういうことするって、” そういう ” 仲になるってことなんじゃない?」
ですよねー!
あの時ダンからの連絡がなければ、絶対最後まで行ってたもん。
それで、後で後悔してた。
A「………え、」
ナ「ん?」
A「てかなんで!え、なんで知ってるの?!私が!」
ナ「コブラのこと?」
A「うんうんうんうん」
ナ「そりゃわかるでしょ。どっちもわかりにくいけど、いい感じだしね、二人」
柔らかな雰囲気をまとった笑みを浮かべたナオミが、いちごミルクを差し出した。
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tosaka0312(プロフ) - ようさんじゃなくてぎょうさんですよ!!! (2018年3月21日 18時) (レス) id: d82946a3f5 (このIDを非表示/違反報告)
AGEH - 更新楽しみにしています!この作品大好きです! (2016年3月9日 21時) (レス) id: 26696041e1 (このIDを非表示/違反報告)
はるか - なんちさんと一緒で何回も見てます。今度の更新も楽しみにしています! (2016年2月16日 16時) (レス) id: 86817223d9 (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - スフィンクスさんが紡ぐお話ものすごく好きです。岩田メインの以前書いていたsmile againは消してしまったのでしょうか??お気に入りの作品だったのですが…。 (2016年2月15日 19時) (レス) id: f6ab7ca903 (このIDを非表示/違反報告)
なんち(プロフ) - この小説好きすぎて何回も読み返してます!更新楽しみにしてます! (2016年2月13日 14時) (レス) id: 1952de0a1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スフィンクス | 作成日時:2015年12月15日 23時