検索窓
今日:5 hit、昨日:18 hit、合計:1,086,255 hit

89. ページ42





ドサリとベッドに降ろされて、それでもなお甘いキスが止まらない。






A「んっ…、ぁ、」






チュ、という小さなリップ音のあと、間髪入れずに彼の唇が首筋を這う。



生暖かい舌の感覚に自ずと声が溢れた。






A「っぁ、コブラ…っ、」






誓って、彼と私は恋人同士ではない。



そういう行為だけをする ” フレンド ” でもない。



ただ、彼と過ごす時の中で、私にとって彼が大きな存在になっていることも、それがどういう感情なのかもなんとなくはわかっている。



それを伝える勇気がないのは、彼がとても近すぎて、そして私が確信を持てないでいるからだ。






prrrrrr…






このまま最後までいってしまうのだろうか、そんな中で鳴り響いた着信音。



音を全く気にする様子もなく、コブラは右手を服の中に忍ばせる。






A「コブラ…っ、電話…っ、」






私の言葉は虚空に消えただけだと思われたが、少しの間をおいて鳴り止まぬ着信音に彼はわかりやすく舌打ちをして、私の上から退いた。






コ「ダンてめぇまじぶっ殺す」


ダ『はぁ?!なんなんいきなり!!てか出て一言目がそれ?!』






電話越しにダンの わけがわからない というような声が聞こえてくる。



ダンがそうなってしまうのも仕方がないだろう。



向こうがまさかこっちの状況を知っているわけがないのだから。






コ「は?今から?………ありえねぇ。てめぇ覚えてろよまじで」






とてつもない不機嫌オーラを放出し始めた彼は通話を終えるとなにやら身支度を始めて。



ちょっと 出てくる



と後頭部をかいて出て行ってしまった。






Aナオミどうしよう!!
ナオミなにが?

90.→←88.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (474 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2276人がお気に入り
設定タグ:岩田剛典 , HiGH&LOW , コブラ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

tosaka0312(プロフ) - ようさんじゃなくてぎょうさんですよ!!! (2018年3月21日 18時) (レス) id: d82946a3f5 (このIDを非表示/違反報告)
AGEH - 更新楽しみにしています!この作品大好きです! (2016年3月9日 21時) (レス) id: 26696041e1 (このIDを非表示/違反報告)
はるか - なんちさんと一緒で何回も見てます。今度の更新も楽しみにしています! (2016年2月16日 16時) (レス) id: 86817223d9 (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - スフィンクスさんが紡ぐお話ものすごく好きです。岩田メインの以前書いていたsmile againは消してしまったのでしょうか??お気に入りの作品だったのですが…。 (2016年2月15日 19時) (レス) id: f6ab7ca903 (このIDを非表示/違反報告)
なんち(プロフ) - この小説好きすぎて何回も読み返してます!更新楽しみにしてます! (2016年2月13日 14時) (レス) id: 1952de0a1b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:スフィンクス | 作成日時:2015年12月15日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。