HiGH&LOW by S. - ２ -

７４. ページ27

、



コ「んなことになったら……、二度と日向の名を取り戻せねぇぞ」


日「…、」






誰がその後のコブラさんの 一言 を予期しただろうか。






コ「俺が憎しみの連鎖を止める」


A「…、」






誰があんなことになると予期しただろうか。






コ「俺たち山王連合会は……」






バカな俺たちにはこれから起こることが何一つと予想すらできなくて。



目の前で起こる リアル なことをただ見つめることしかできなかった。






ヤ「おいノボル…！！」






銃を握ったノボルさんの登場が、場の空気を一変させる。






ヤ「それなんだよ…」


ノ「今日からSWORDは家村会が仕切る！ちょうどいい、お前ら全員うちの傘下に入れ！」


ヤ「ノボル…！」


ノ「断れば、お前らだろうが容赦はしない」






相当追い詰められた様子のノボルさんと、さっきのAのことと言い、ますます頭が混乱していく俺たち。



そして極めつけが






コ「俺たち山王連合会は……、解散する」






これだ。






「「…っ、」」


A「…っ、」


ノ「…っ」






凍りつく空気が






日「あ？おい、お前逃げんのか」






なんとも言おうとしないコブラさんが






テ「コブラさん、なんすかそれ！」






よくわからなかった。

７５.→←７３.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す