HiGH&LOW by S. - ２ -

７３. ページ26

、



テ「お前ら…っ、何しに来やがった！」






全員が振り返ったその先にいたのは、真っ白な景色、White Rascals の面々。






R「まずは見届けに来ただけだ」


ダ「なに…」


R「山王か…、達磨か……、ふ、はははっ」






怪しげな笑み。



唇から覗く金色の歯。






R「SWORDの一角が消滅するわけだからな。ただ…、興味はあるが俺たちも黙ってるわけにはいかねぇ」






なんというタイミングなのだろう。



予期せぬ訪問者たちにさすがに呆然とした。






村「達磨への借りはしっかり返させてもらう」


ス「…、」


甲「まじかよ…」


尾「SWORDの頭が揃いやがった…」






絶対に揃い踏みしないだろうと思っていた各チームの頭が、一堂に会した。



これは…、嵐の予感。






コ「おい日向…。俺らの相手は家村会だろ」


日「え？」


コ「んなことしてる間に…、やつらは本気でSWORDを潰しにかかるぞ」


日「ﾌｯ…、だったらその前にお前ら殺すだけだ！！」






再びその拳がコブラさんの頬にぶつかって、庇いに入った俺も、コブラさんは突き飛ばす。






コ「俺やったら次は誰だ。ヤマトか、鬼邪高か」


日「っらぁ！！」


コ「……っ、RUDEかRascalsか」






ただ一方的に殴られるコブラさん。



なんで。



殴り返せばいいのに、コブラさんには一向にその様子はない。






コ「このままお互い潰し合ったら…、なにも残んねぇだろうが！！」


日「ぐちゃぐちゃうるせぇんだよ！！」






日向に蹴り飛ばされたコブラさんは、駆け寄ったヤマトさんの肩を借りることなくゆっくりと立ち上がった。

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