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、
ガチャ…
ヤ「はぁっはぁっ…」
それからすぐ、ダンの後に息を切らしたヤマトがやってきた。
入り口ですぐに立ち止まって、店を見渡して。
ヤ「ナオミ…!」
もうずっと俯いたままのナオミの元へ駆け寄る。
ヤ「おい誰が一体こんなことしやがった!!」
コ「っら!!」
声を荒げたコブラの視線を追うヤマトの目が、壁に描かれた白い文字を捉えた。
ヤ「 White Rascals…、なんで連中がここに……」
来るなり黙りこくってソファに座っていたダンに、全員の視線が集まる。
ヤ「ダン、」
ダ「……俺は…、ただ店に行っただけや」
ヤ「店…?」
ダ「知らんかったんやっ。やつらの店やなんて」
先日私がお呼ばれした 彼らの島である HEAVEN に変な女の子に連れられて行ったとダンの口からこぼされて。
コブラは罪悪感に俯くダンを壁に押し付けて、そこへテッツが庇いに入った。
コ「どいつもこいつも…、てめぇら山王潰す気か!!!」
けれど彼がそう怒りを露わにしたことに対し、ナオミが声をはりあげる。
ナ「お前ら二度とこの店にくんな……。出てけ…」
ヤ「ナオミ…」
ナ「聞こえなかったのかよ!!」
彼女がそう言うのは当たり前で、彼女にはそれを言う権利もある。
ゆっくりとITOKANを出て行くコブラに続いてテッツ、ダンと続き、少し間を空けてヤマト。
A「ナオミ………、」
そして私。
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美紀 - ハイロー大好き広斗とコブラとRERNIEとタケシとヤマトとチハル大好き (2017年9月12日 19時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
菜々美(プロフ) - 更新頑張って下さい! (2015年12月3日 23時) (レス) id: 958f41be4e (このIDを非表示/違反報告)
さきのん(プロフ) - これからも頑張ってください!応援してます!Twitterフォローします! (2015年11月28日 11時) (レス) id: 22c52dfa14 (このIDを非表示/違反報告)
Juna_24. - 初めまして!凄く面白いです!続きが楽しみです!更新頑張って下さい! (2015年11月8日 9時) (レス) id: 0d57ab5fb7 (このIDを非表示/違反報告)
岩田菜々(プロフ) - めっちゃ面白かったです!続き楽しみにしてます! (2015年11月8日 0時) (レス) id: 59eae5e3c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スフィンクス | 作成日時:2015年10月31日 17時