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、
一触即発という言葉正しくぴったりなこの状況に、チハルとナオミと物陰から様子を伺う私たち。
チ「…、」
なんとも言えぬ表情で場を見つめるチハルの手が小さく震えた。
ヤ「やるなら俺だけにしろ」
少しの睨み合い、とても良いとは言えない会話の後にヤマトの顎が示した方向へ、不穏な空気だけを残して帰っていく鬼邪高連中。
チ「ヤマトさん…」
大人数の姿が完璧に見えなくなったところで、チハルはヤマトに駆け寄って。
けれどヤマトはそれに答えることなくITOKANの中へと静かに戻って行ってしまった。
そして ソレ は突然現れる。
チ「…、」
A「チーハル!」
チ「、Aさん」
結局、あの後コブラがITOKANの戸をくくることはなく、一人夜道を歩く私。
A「ジュースおごって」
チ「は⁉ い、嫌ですよ」
前方に見つけた学ラン姿の少年に駆け寄って、お金をせびってみる。
A「元はと言えばあんたがコブラ怒らせたから私一人で歩いて帰る羽目になったんだからさ」
チ「てかAさん俺と一緒にいると危な…
「チハル〜、やっと見つけたぜ」
四方八方を取り囲まれ身動きがとれないながらも、私を自分の後ろに隠してくれるチハルの肩に手をかける鬼邪高の男。
「なに。いい女連れてんじゃん」
A「…、」
距離を詰めてくる男たちに身構えたと同時にソレ は現れた。
「おう、俺」
A「?」
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美紀 - ハイロー大好き広斗とコブラとRERNIEとタケシとヤマトとチハル大好き (2017年9月12日 19時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
菜々美(プロフ) - 更新頑張って下さい! (2015年12月3日 23時) (レス) id: 958f41be4e (このIDを非表示/違反報告)
さきのん(プロフ) - これからも頑張ってください!応援してます!Twitterフォローします! (2015年11月28日 11時) (レス) id: 22c52dfa14 (このIDを非表示/違反報告)
Juna_24. - 初めまして!凄く面白いです!続きが楽しみです!更新頑張って下さい! (2015年11月8日 9時) (レス) id: 0d57ab5fb7 (このIDを非表示/違反報告)
岩田菜々(プロフ) - めっちゃ面白かったです!続き楽しみにしてます! (2015年11月8日 0時) (レス) id: 59eae5e3c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スフィンクス | 作成日時:2015年10月31日 17時