HiGH ＆ LOW～THE STORY OF S.W.O.R.D.～ No.2 (ページ8)

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チハルページ8

今はヤマト達とRUDEのアジトを出て歩いている。

A「ヤマトもダンたちも、なんでここに？」

ヤマト「A・・・。」

ダン「実はな、チハルがRUDEのアジトに居ったんや。」

A「チハルが？なんで？」

ダン「ドラッグを製造する工場でチハルを見かけたんや。」

ヤマト「それを確かめに来たんだ。」

A「そう・・・。」

テッツ「コブラさんも待ってますよ。Aさんも行きましょう？」

A「うん。」

ダン「ってかA、腹に赤ちゃん居るんか？」

A「そうだよ。」

テッツ「まさかそれで会わないって？」

A「うん、まぁね。」

ヤマト「雨宮の？」

A「そう、広斗の子。」

ダン「俺らはそんなん関係ないで？」

テッツ「そうっすよ。まぁ、雨宮達とは争うだろうけど・・・。
　じゃあ、ゆっくり行きますか。」

ヤマト達はスモーキーたちに見つからないように
そして私のお腹に気遣ってゆっくり歩いてITOKANに行った。

カランカラン

お店の中に入るとROCKY達に壊される前みたいに戻っていた。

良かった。

ナオミ「A・・・。」

A「ナオミちゃん、久しぶり。」

ナオミ「お腹・・・、そっか。」

ナオミちゃんは私のお腹を見て訳が分かったらしく、その後は何も聞いて来なった。

そして奥のいつものソファーに座るコブラは私を見て何も言えない感じだった。

コブラ「A・・・。」

私はコブラの目を見る事が出来ず俯いた。

するとナオミちゃんが

ナオミ「ほら立ってると疲れるでしょ？座りな？オレンジでいい？」

A「うん、ありがとう。」

私はカウンターに座ってナオミちゃんと向き合って話してる。

後ろではヤマト達が話してる。

私はナオミちゃんと話してるけど、さっきRUDEのアジトであった事を思い出していた。

私たちの目の前ではWhite Rascals、RUDE BOYS、ヤマト達、スーツを着た人が睨み合ってて
私はタケシの後ろに居た。

するとスーツの人たちは帰って行った。

その後、私が止めに入らなかったらと思うと背筋がゾッとする。