HiGH&LOW【２】 (ページ46)

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仲間なんか知らなかった俺が、琥珀さんや龍也さんに出会ったのは、バイクがきっかけだった。

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九十九はバイクでのんびり走っていた。

そんな九十九を琥珀と古西と太田はスッと抜かしていった。

それが気にくわなかった九十九は、赤信号で止まっている三人の前でわざと止まり挑発した。

琥珀はその挑発に呆れながら乗り、ある場所でバイクを止めた。

九十九もそこでバイクを止めた。

九十九『クソが』

そう言うと琥珀に向かって歩き出した。

九十九に向かおうとする太田を止め、琥珀が一人で向かった。

始めに手を出したのは九十九。

ひたすら攻撃し続ける九十九だったがまだ一発も当たらない。

一発だけ琥珀の顔に拳が当たる。

少しよろけた琥珀にもう一発くらわせようと振りかぶった瞬間、琥珀が九十九の脇腹辺りに一発いれた。

九十九は倒れ込み咳き込んだ。

太田『すーげぇ。』

古西『あぁ、凄い。』

太田『よーいってんなぁ。』

古西『あぁ。』

九十九『ｺﾞﾎｺﾞﾎｯ』

太田『おい、琥珀。』

琥珀『あ''ぁ？』

振り返った琥珀に太田は九十九のバイクを指さす

琥珀『お前も好きなのか。』

九十九『ふぅ...ぶっ殺す...！！』

琥珀『ﾊｧｯw じゃあ俺とバイクで勝負するか。あ"？』

そして二人はバイクで勝負することになった

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九十九『でかけりゃいいってもんじゃねぇんだよ。』

琥珀のバイクをみてそう言うと琥珀はニヤッと笑った。

古西『ガキが』

太田『始めるぞ。』

その言葉と同時にバイクを鳴らす二人

太田は赤い布を下へ振った。

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どんどん加速し追われて追いを繰り返す。

終盤に差し掛かったところ、九十九は琥珀を抜いて先頭を走る。

琥珀は何かに気づいて九十九に向かって叫ぶ。

だが九十九には琥珀の言葉など一言も届かなかった。

ふと前を見るとそこは行き止まりで、スピードを出しすぎた九十九は止まれずぶつかってしまった。

太.西『よっしゃー！！っしゃー！！』

太田『よかったー。危ねぇ、ギリギリだったじゃねぇかよ～。』

琥珀は九十九がぶつかった場所を見ると、上の木材が揺れて落ちそうになっているのに気がついた。

琥珀『やべぇ！！』

九十九はぶつかった衝撃で足を痛め立ち上がることさえできない。

琥珀は必死に走って九十九を庇った。

太田『琥珀！！』

古西『琥珀！！』

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