HiGH&LOW【２】 (ページ42)

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～ITOKAN～

龍也は何か仕込みをしていて、ナオミは店の片付けをしていた。

ふとナオミがキッチンの引き出しを開けた。

ﾅｵﾐ『ん？ねぇ、これ何の鍵？』

そう言って入っていた鍵を龍也に見せる。

龍也『ん？...あぁ。まぁ気にすんな。ん。』

そう言って手を伸ばす。

ﾅｵﾐ『怪しい』

龍也が取ろうとするとナオミがサッと避ける。

ﾅｵﾐ『なに～？』

龍也『ほら、返せ。ほら！ガキにはわかんねぇよ。』

龍也はナオミから鍵を奪ってポケットにしまった。

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男1『失礼します！！』

男2『俺達、ムゲンに入りたいんです。』

男1『一緒に走っていいすか？？』

琥珀『はぁ...好きにしろ』

男1.2『あざっす！！！！！』

ﾔﾏﾄ『最近多いよなぁ、ムゲン入りたいって言う奴』

ｺﾌﾞﾗ『日向会と揉めたろ。
それでムゲンが九龍の下を潰したって、噂が広まったらしい。
で、他所からも集まってきたってわけだ。』

ﾔﾏﾄ『まぁいいっちゃいいんだけどさ。』

九龍にも恐れねぇムゲンに憧れ次々と仲間が増えていった。

仲間が仲間を呼び、メンバーが加速度的に増え、
見ず知らずの奴までムゲンを名乗り始めた。

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九十九『琥珀さん。
ムゲンは誰かが頭はるチームじゃなかったはずだ。』

琥珀『七人だった頃はな。
でも今は、誰かが先頭になって突っ走んねぇとバラバラになっちまう。』

男『うっす』

男は琥珀のタバコに火をつける。

九十九『龍也さん心配してましたよ。
琥珀さんもこんなムゲン望んでないんじゃないすか？』

琥珀『あいつは自分でムゲンを抜けたんだ。
心配する筋合いねぇよ。
なぁ九十九。あんまりゴチャゴチャ言うな。』

九十九『最近お前らの中で好き勝手やってる奴いんな？
おめぇか？』

男『違います...』

九十九『へぇ？なんて？？』

男『自分じゃ...！！』

男は九十九に胸ぐらを掴まれビビる。

九十九は周りのヤツらを見回しそこらの物を蹴り飛ばす。

永遠なんてものはない

なぁ龍也。俺はどうすればよかったんだ＿＿＿＿ｺﾊｸ

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