いい花はあとから (ページ22)

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LINEを交換してからはや数日。

「おいジェシー」

隣でニヤニヤと見てくる慎太郎と、

「なに付き合ったの？」

キョトンとした顔でこちらを見るこーち。

「流石にそれはない」

今日は、定例の3人飲み会の日。

「利用したくなかったんじゃないの？」

「したくなかったけど、気がついたら友達になろうって言ってた！！」

「間違いなく運命だってそれ！！！」

「慎太郎ほんと好きだよねそれ」

「だってこんな偶然あるー？」

また慎太郎の運命論が始まるけれど、それを遮ってこーちが話し始める。

「で、二人で出かけたりしたの？」

「んーん、まだ。でもAちゃんから誘いは来てるよ」

「Aちゃん？…名前で呼んでんの！？！？」

「なかなか進展してんだね」

にやりと笑うこーちと、びっくりしてる慎太郎。

おまたせしましたー、なんて
ちょうどいいタイミングで運ばれてきた生三つ。

「あーあ、俺も彼女欲しい！」

「お前は何もしなくてもモテるじゃん」

「そうだけどさあ…」

「否定しろ。ってか、Aちゃんからはなんて来てるの？」

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