検索窓
今日:15 hit、昨日:0 hit、合計:115,042 hit

3話 ページ4

冬では無いと言えど海水は未だ冷たい。


て、そんな呑気に考えている場合では無いな。


最初は正直な所、海に落ちたの本当に人なのか。て思っていた。

人を安全を守る役割もあると言う水軍がこんな考えをするのは駄目かもしれない。

然し、直ぐに疑問は無くなった。




人影が見えたからだ。




確かに見えた。

真っ暗な海の中へ沈んで行く人影が。



恐らく、否、確信した。
海に落ちたのはあの人だ。




其奴は髪は重力に逆らって顔が隠れている状態なんだが…

疾風の兄貴が今の俺の立場だったらどうなんだろう、とつい考えてしまう




というかそもそもあの人潜れたっけ。








急に鬼の形相をした疾風兄が脳裏に浮かび、

身震いしながら其奴の腕をつかんで陸へ引き上げようとした、のだが……


 

あまりにも華奢な体な為ついつい心配になってくる。

果たして此奴は飯食ってるのだろうか。



……小説ありきたりのお決まりの台詞呟いてるんじゃないよって思った方は間違ってないと思います(?)







急いで陸へ上がると海水を出し、念の為に息を吹き込んだ。

此れは接吻にしたらノーカンだろ。



まあ此れで一升(ひとまず)安心だろう。

場所が場所な為水軍館へ連れて行き、布団へ寝かせた。




途中で

人工呼吸と言う名の接吻はしたの?

と、問うた網問はぶん殴ってやろう。





と、心に決めていたのだが



 
目の前で眠る此奴は泣いていて。





俺は涙の理由が気になって仕方なかった。








舳丸side終

4話→←2話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (79 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
104人がお気に入り
設定タグ:RKRN , 兵庫水軍 , 忍たま   
作品ジャンル:ギャグ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちかぱ - 作者さん、ずっと気になっていたのですがお話の22話から25話がないのですが書き忘れですか? (2020年7月24日 23時) (レス) id: cdb9a35a2d (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - そうなんですよwクラスの男子が毎日のように言うもんですから、笑っちゃうんです← 応援ありがとうございますね! (2017年12月25日 19時) (レス) id: 6375181b00 (このIDを非表示/違反報告)
花合戦 - 彼岸花さん» ほんとですかw続編も頑張って下さいね!! (2017年12月25日 19時) (レス) id: c0a3399e19 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - 花合戦さん» ありがとうございます!素敵という言葉はもったいないぐらいです!私もにやけながら作っておりましたwあの、誠に恐縮なんですが、やりますねぇと言われますと野獣先輩を思い出しましたね…w (2017年12月24日 19時) (レス) id: 6375181b00 (このIDを非表示/違反報告)
花合戦 - 最高でした。(正直にやけがw)舳丸の求婚の仕方、やりますねぇ!兄貴らしさを感じました!そして重が可愛いです!!!素敵なお話をありがとうございます! (2017年12月20日 19時) (レス) id: c0a3399e19 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:零 (彼岸花) x他1人 | 作成日時:2017年12月11日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。