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「 では、学園祭の出し物はたこ焼きの屋台にしたいと思いまーす! 」
秋祭りが終わり
少し過ぎた頃
今度は
学校中が学園祭の準備で
騒がしくなる。
私たちのクラスは
関西の子が多いからと
たこ焼きの屋台を出すことになった。
役割分担の班分けも決まり
私と神ちゃんは同じ買い出し班。
だけど
運悪く
だいちゃんも同じ班になった。
秋祭りの一件以来
しげちゃんとは口をきいていない。
神ちゃんとは
何事も無かったみたいに
今まで通りだけど
しげちゃんは
前より一層
私を避けるようになった。
多分…
神ちゃんとしげちゃんも
かなり気まずいはず。
でも、不幸中の幸いで
買い出し班には
もう一人、女の子がいて
その子が
しげちゃんと並ぶ
クラスのムードメーカーの芦沢紗奈ちゃん。
その紗奈ちゃんが
ガンガンしゃべってくれるおかげで
今のところ
気まずい雰囲気にはなってない。
「 じゃあ、早速なんだけど、買い出し班に買い出し頼んでもいい? 」
委員長の提案で
来週、練習も兼ねて
試作品を作ることになった。
そして
その買い出しに
今週の日曜
しげちゃんと神ちゃん
紗奈ちゃんと私の
4人で行くことに……
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作者名:小島美奈 | 作成日時:2018年10月6日 22時