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「 俺と、付き合って…欲しい 」
ピタリ、と止まった足が
こちらに向いた。
「 しげなんかに、渡した無いわ…Aのこと 」
祭りばやしの音を背に
突然告げられた想い。
神ちゃんが、私を好き?
混乱する頭を必死に整理するけど
どんなに整理したって
聞こえてくるのは
だいすきだったははずの
だいちゃんの声ばかり…
“ んなわけないやろ、アホっ!誰が、こんなブス…眼中にも無いわっ ”
でも、どうしてだろ……?
たくさんたくさん
だいちゃんの声を知っているはずなのに
私の頭の中に響くのは
だいちゃんが
初めて私を嘲笑った声だけ。
『 ……考えさせて? 』
考えたって
きっとたどり着く答えは
だいちゃん、
……そう思ってた。
「 俺、本気やから 」
だけど
夕陽に照らされて
重なった影は
熱を帯びて
私の心を揺らした。
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作者名:小島美奈 | 作成日時:2018年10月6日 22時