愛の蜜は麻薬のように ページ8
Ｓｉｄｅ ｙｏｕ
愛を知らないこの子には、愛を与えてあげる。
愛って、一度味わってしまうと一生離れられないもの。
まるで、麻薬のようね。
琥珀色のきれいな瞳から大きな粒をこぼす彼をそっと抱きしめる。
「・・・いいのよ。愛を知らないのなら、私が教えてあげる。
あなたは何にも悪くないの。さぁ・・・・・・
私に忠誠を誓いなさい。」
これ以上ないほどの甘美な囁きに、彼は子供のように泣きじゃくる。
鶴「・・・っうう・・・お、れはっ、
愛されてもっ、いいのかっ・・・？
君は、俺に愛をっ、くれるのかい・・・・・・・？」
「ええ、もちろんよ。・・・・・あなたは愛されなくちゃあいけないの。
愛を知らないだなんて、私が許さないもの。」
愛を知らないだなんて、本当にかわいそう。
私が、頭のてっぺんから足の先まで、ぜーんぶ愛で満たしてあげる。
「・・・・・・ところで、私あなたの名前を知らないのだけれど・・・。
教えてもらわないと、私はあなたに愛をあげられないのよ。」
「愛」
その単語に彼は敏感に反応する。
鶴「・・・！！教える！！教えるから愛してくれっ！！！」
彼は悲痛な叫びをあげる。
もうすっかり、愛の虜ね。
「・・・・・・で、あなたはなんていうの？」
鶴「俺は鶴丸国永。・・・教えたら、どうすればいいんだ？」
「・・・・・少しだけ、首元を緩めて？
そうすれば、あなたは一生、私の愛を受けられるわ。」
目の色が一気に変わった彼は、何の躊躇もなく首元をさらけ出す。
「・・・・・あなたはこれからほとんどあの審神者のものではなくなってしまう
のだけれど、それでも良いの？」
鶴「いいからっ！！早く…愛をくれ！」
「・・・・・そう、じゃあ、覚悟はいいのね。
今から私の霊力をあなたに少しあげるわ。ちょっと我慢してね。」
そういって私は＿＿＿＿＿＿＿＿
彼の白い首にかみついた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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千影(プロフ) - 好きです。もっともっと見たいです。この小説 (2020年8月26日 13時) (
レス) id: 5f26a6ba4f (このIDを非表示/違反報告)
朔間あんじゅ(プロフ) - ゆきなさん» ありがとうございます！そうですよね笑誤字ごめんなさい！ (2018年3月15日 13時) (レス) id: 524008a0eb (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな - あの、間違えだったらごめんなさい！もしかして、はじめの方の話で担当に暴力を振るってるんじゃなくて短刀にじゃないですか？ (2018年1月4日 2時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
朔間あんじゅ(プロフ) - 黒コマ先生さん» ありがとうございます！コメントくださると本当に励みになります！がんばります！ (2017年12月23日 20時) (レス) id: 524008a0eb (このIDを非表示/違反報告)
朔間あんじゅ(プロフ) - 子ねこさん» ありがとうございます♪ (2017年12月23日 19時) (レス) id: 524008a0eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔間あんじゅ | 作成日時：2016年11月10日 17時
