交わした盃 ページ24
Ｓｉｄｅ ｙｏｕ
疲れていたのか、のぼせたのか、あるいは安心したのか。
一期は寝てしまい、鶴丸が肩に担いで私たちは私の部屋へ戻ってきた。
「さぁ・・・。とりあえず、一期を私の布団に寝かせてあげてくれる？」
鶴丸「ああ、・・・・・・・・・よっと。」
・・・さて、どうしましょうか。
「・・・・・・鶴丸、私しばらく眠れそうにないから、
少しだけ、付き合ってくれないかしら？」
鶴丸「酒でもどうだい？」
「あら、頂戴するわ。」
・・・・・・・・・・・
縁側に腰を掛けて、杯を交わす。
鶴丸「いやぁ、やっぱり酒はいいねぇ。」
「そうね」
鶴丸が持ってきた酒はとてもおいしい。
もちろん、花見の時の酒もなかなかだったけれど。
鶴丸「・・・・・・・・なぁ。
明日からは、どうするつもりなんだい？」
・・・・・・そうね。
「・・・・・・私、実は政府から来たのよ。
そして鶴丸。これを言うのは、『あなた』だけよ。」
『あなた』を強調させて言うと、鶴丸の表情が一変した。
鶴丸「・・・・・・俺だけなのかい？
はははは・・・・・・！おれだけ、おれだけ・・・・・・・」
鶴丸は嬉しそうに繰り返した。
愛らしいわ。
「それで明日はね、彼女の本丸の偵察に行こうと思っているの。
あと、政府の式神であるこんのすけと会うつもりよ。」
鶴丸「・・・・・・・・最後は、あの女をどうしてやるんだい・・・・？」
悪い顔。
「それは、お楽しみとして取っておいて？」
鶴丸「いったい、どんな驚きが待っているんだろうな！」
どこか楽しそうで、恨みのこもった声に、あの女が今までしてきた
罪の重さが垣間見えた。
・・・・・なんてけがわらしい。
彼の純白が、あの女に穢された。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
一瞬で終わらせてしまうんじゃあ、つまらない。
殺さぬように、生かさぬように。
ゆーっくり、時間をかけて、じわじわ首を絞めるようにして、
楽になんて、してあげないわ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 630人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
千影(プロフ) - 好きです。もっともっと見たいです。この小説 (2020年8月26日 13時) (
レス) id: 5f26a6ba4f (このIDを非表示/違反報告)
朔間あんじゅ(プロフ) - ゆきなさん» ありがとうございます！そうですよね笑誤字ごめんなさい！ (2018年3月15日 13時) (レス) id: 524008a0eb (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな - あの、間違えだったらごめんなさい！もしかして、はじめの方の話で担当に暴力を振るってるんじゃなくて短刀にじゃないですか？ (2018年1月4日 2時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
朔間あんじゅ(プロフ) - 黒コマ先生さん» ありがとうございます！コメントくださると本当に励みになります！がんばります！ (2017年12月23日 20時) (レス) id: 524008a0eb (このIDを非表示/違反報告)
朔間あんじゅ(プロフ) - 子ねこさん» ありがとうございます♪ (2017年12月23日 19時) (レス) id: 524008a0eb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：朔間あんじゅ | 作成日時：2016年11月10日 17時
