湯けむりの困惑 ページ18
Ｓｉｄｅ ｙｏｕ
着物を一枚ずつ、綺麗に脱いでゆく。
現世から持ってきたお気に入りのシャンプーとトリートメントを
持って、風呂の戸に手をかける。
・・・・・・・・さすが、そういうところはちゃあんと
豪華に作ってあるのね。
無駄に豪華な手すりに手をかけ、微かに桜の香りがする
湯船に足先を付けた。
「・・・・・・ふぅ。今日はなんだかんだいろいろあったから、
疲れちゃったわね・・・・」
少しため息をついて、湯に身を預けていると、
戸の前から何やら話し声が聞こえた。
・・・そういえば、使用中の札をかけるの、忘れてたわ。
「いやーーーー！！つっかれたなぁ！！
・・・・・ありゃ、Aじゃないか！」
「あら鶴丸、あなたも入りに来たのね。」
鶴丸「ああ、今日はこいつらも一緒なんだ。」
？「・・・・・・一期一振と申します。」
？「僕は燭台切光忠。よろしくね。」
「ええ、こちらこそよろしくお願いします。私は華蝕A。
以後、お見知りおきを。
・・・・・・・私は、上がったほうがよさそうなので、上がりますね。」
多分二人もあの女のお気に入りなのだろう。
首に赤い跡がかすかに残っている。
燭台切「いやいや、僕たちが後に入ってきちゃったんだし、
気にしないでいいよ！」
その言葉に困った笑みを向けて、湯船から体を引き上げる。
鶴丸「・・・・・・・・・『A』。」
突如、体が湯に引き戻された。
・・・・・鶴丸ね。
少し顔を赤らめた３人に礼を言い、体制を整える。
そこでふと、一期さんが問うた。
一期「・・・・・あの、先ほどのはもしかして。」
「はい、鶴丸が真名で縛りました。」
燭台切「・・・・・・いいのかい、そんなこと教えちゃって。」
「ええ、おふた方も私を縛っても構いませんのよ？
・・・・それに」
私、いずれこの本丸の主になる者ですし、ね。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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千影(プロフ) - 好きです。もっともっと見たいです。この小説 (2020年8月26日 13時) (
レス) id: 5f26a6ba4f (このIDを非表示/違反報告)
朔間あんじゅ(プロフ) - ゆきなさん» ありがとうございます！そうですよね笑誤字ごめんなさい！ (2018年3月15日 13時) (レス) id: 524008a0eb (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな - あの、間違えだったらごめんなさい！もしかして、はじめの方の話で担当に暴力を振るってるんじゃなくて短刀にじゃないですか？ (2018年1月4日 2時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
朔間あんじゅ(プロフ) - 黒コマ先生さん» ありがとうございます！コメントくださると本当に励みになります！がんばります！ (2017年12月23日 20時) (レス) id: 524008a0eb (このIDを非表示/違反報告)
朔間あんじゅ(プロフ) - 子ねこさん» ありがとうございます♪ (2017年12月23日 19時) (レス) id: 524008a0eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔間あんじゅ | 作成日時：2016年11月10日 17時
