桜の木になろう

前田先生の過去11 ページ18

前田先生はすぐに帰ってきました。
前「指原！どうした⁉
敦子が急におかしくなったっていうのは…」
普段温和な前田先生が血相を変えて帰ってくるなり私を問い詰めました。でもそのことより敦子さんを落ち着かせる方を優先させて、
やっと落ち着いた頃に敦子さんが寝てしまって
それから話しました。もう全てを話しました。
でも前田先生は「ごめんな」って言うんです。
前田先生は何も悪くないのに、悪いのは私なのに前田先生はずっと「ごめんな」って言うので
『なんで謝るんですか？全部私が悪いのに…』
震える声で言いました。でも前田先生は
「俺が悪かったんだよ、ごめんな指原をここまで追い詰めてしまって…」とずっと謝るので
もう私がここから出ていくしかないと思い、
涙ながらに『これまでありがとうございました
でも、もういいんです。私は前田先生にお世話になりすぎました。これからはもう自分で家を探します。』
前「分かった。引き止めてももう無駄なんだろうな…」
そうして、それから二週間ほどして私は前田先生の家から出ていきました。それまで敦子さんは一度も部屋から出ませんでした。
それからは噂で敦子さんはそれから精神的に不安定になって通院生活を送っていてとても申し訳ない気持ちになった覚えがあります。
高校を卒業してからは前田先生とも会わなくなったので、今のことはよく分かりません…
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ちょっと中途半端ですがここで区切らせてもらいます‼

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