君のために僕がいる(赤) (ページ5)

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結局神ちゃんも含め、そこで淳太先輩と照史先輩とはすっかり打ち解けた

照史先輩は、俺らと同じ教育学部の3年生。淳太先輩は経営学部の3年生で、Aちゃんのお兄ちゃんらしい。

仲良くなって連絡先まで交換した。

Aちゃんとはできひんかったけど…

「ふーん。だから今日の講義真面目に聞いとったんや」

「なんやねん、悪いか！」

「いや？しげにも春が来たんやなぁ」

「まだ好きちゃうし」

「ほんまか？ま、ええねん。とりあえずラーメン行こ」

神ちゃんとラーメン屋に入ってラーメンをすする

「うまっ」

「ほんま？うわ、うま」

家の近くやしめっちゃええ店見つけたわ

「神ちゃん帰る？」

「入学後レポート書かなあかんから帰ろうかな？」

神ちゃんとはそこで別れて家に帰る

俺もレポート書こうかな

パソコンを開いてレポートを書く

「あぁー。Aちゃん可愛かったなぁ…」

Aちゃんはどれくらい見えてへんのやろ

俺の顔はきっとわからんのやろうなぁ

そして、桜の綺麗さとか空の綺麗さとか全く分からないのよな

俺がAちゃんに外の綺麗さを教えてあげたい

そして、俺がそばで支えてやりたい

Aちゃんのことなんも知らんのにそう思うのってあかんのかな？