太陽さん家の日常

イヤイヤ ページ26

智洋 2歳



最近のともくんは



「ともくん！朝ごはんだよ〜」


「やーや」




「ともお風呂行くで〜」


「やーやの！」



「ともくんお出かけするからお片付けしてね」



「やー！」





はい。魔の２歳児
イヤイヤ期真っ只中です。



「ともくん、朝ごはんどうぞ〜。」


「パンやーや」


「パンしかないよ？」


「パンやーやの！」


「じゃあもう食べない？」


「やぁー！涙」


あぁ、ダメだ…



椅子から逃げ出しおもちゃで遊びだしたともくん



誰か助けて…




プルルル＿＿＿



『もしもし？玲奈？』



『あ！A！元気？』




電話の相手は高校の同級生の玲奈



久しぶりに大阪に帰ってきてるから会えないかっていう電話だった




『玲奈今何の仕事してるの？』


『保育士やで！』




あ、神様だ…



『玲奈助けて、イヤイヤ期ってどうしたらいいの』


『難しいよなぁ…。イヤイヤ期はとにかく気持ちを受け止めてあげて？気持ちを受け止めて共感するの。怒らないでな？』



『うんわかった。ありがとうやってみるね。また会える時連絡する！』



『うん！おかん頑張りや〜！』




玲奈との電話を切って、意を決してともくんのもとへ



「ともくん、朝ごはん食べよ？」


「いやぁー！涙」


「そっかそっか、嫌だね、嫌だよね」


「やー…」


「そうだね、嫌だったねごめんね」


「うん、いややの…」



だんだん最初ほどの勢いは無くなって、



「まま、ごあん…」


「ふふ、ご飯食べよっか！」



何とかともくんに朝ご飯を食べさせることに成功



よかった…




ｆｉｎ

ぼくのまーま！→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す