太陽さん家の日常

こんにちは望くん ページ22

※智洋 4歳




季節もすっかり夏になった今日この頃



もうそろそろ桐山家4人家族になります




「ともくん、今日は早くお迎え行くね？」


「うん！とも今日も大毅と遊ぶ！」



ともくんと大毅くんは近所のこども園に通ってて学年は違うけど仲良し


ともくんを歩いて園に連れて行って、家に帰りつくとなんとなくの違和感




「予定日もう少し先だしなぁ…」


そう思いながら家事をこなす



ただ、違和感は残っていてなんとなく陣痛が来そうな予感



「あっ、やばい痛い…」


下腹部が徐々に痛み出して焦りを感じる




「そうだ、ともくん迎えにいかないと…」



とりあえずまだ痛みの強くないうちにと思い、いつもより早い時間に迎えに行った




「こんにちは、桐山です〜」


「あぁ！智洋く〜ん、お迎えだよ！」


「ママ！大毅も帰るん？」


「大毅くんは違う！笑 イテテ…」


「ママ大丈夫？」


「うん、大丈夫…！ 大毅くんはもう少し待ってたら来るかもね！」


さっきから何事もないかのように喋ってはいるけどそろそろ本格的にやばいかもしれない


「あぁー。やばい」


「お母さん大丈夫ですか？」



「ちょっと…まずいかもしれません… 陣痛かな…」


「え？！2人目なんで陣痛から産まれるまで早いかもしれません、様子を見て早めに病院に行くことオススメします。帰りはタクシー呼びましょう！ね！」



おばちゃん先生がタクシーに電話をかけようとした時



「あ！おとん！」


「おー、大毅！帰るで」


淳太くんだ…



キュウセイシュ…




「淳太くん助けて…」

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