こちら虹色保育園です！ (ページ35)

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照史side

今日は早番で、検温と視診の係

一人一人チェックをして記録をしていると元気な大毅くんが登場

「おはよう！」

「お、大毅くんおはよ〜。」

挨拶をすると、大毅くんなんだか血相を変えて走って行った

お父さんも、

「え？大毅は…？」

「いや、それがすごい顔して園庭に走っていったんです…」

気になって、近くにいた望先生に検温をお願いして、お父さんと園庭へ向かうと、そこにはともくん大毅くんと年長さんが3人

「ちょ、ちょ、どうしたん？大毅くん？」

「ねんちょうさん！とものこといじめとった！」

「いじめてへん！ほんとのこといっただけやし！」

「わかった、お話聞くからとりあえず大毅くんはお荷物もって朝の支度しよう。いってき？」

心配そうな顔をしている中間さんには、心配でしょうから後でお電話ますとお伝えしてお見送り。

大毅くんは、しぶしぶ荷物を持ってお部屋へ戻って行った

そして俺は目の前の4人の話を聞く。

「まず、ともくんはこれ、つくっとったん？」

「ｺｸｯ」

「ぺっちゃんこやなぁ。年長さん達なんでか知らん？」

「…」

黙り込んでるから間違いなくこの子達がやったんやろう

「先生お口でお話して欲しいんやけどなぁ。」

しばらくすると

「ともくんの…おすなくずした…」

年長さん達、しっかりお話してくれた

ともくんにも、ごめんねが言えてここは解決。

あとは大毅くんやなぁ…