こちら虹色保育園です！ (ページ26)

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事務室に入ると、主任の章大先生が

「どうした〜ん？ともくん？」

そう言いながらベッドを準備してくれた

2人をベッドに座らせて、智くんの熱を測る

「ともくんめっちゃがまんしたなぁ。38.3℃あるで」

「とも、だいじょうぶ？…」

「ｺｸｯ」

いや、これは大丈夫やないなぁ。

「パパに電話するからともくんごろんしてええよ」

もう力がないのか、そう言われたらすぐにベッドに横になったともくん。

それを横目にお父さんへ電話を鳴らした

『あ、こんにちは。虹色保育園の桐山と申します。そちらにお勤めの濵田さんはいらっしゃいますでしょうか？』

『もしもし！お電話変わりました濵田です！』

『あ！虹色保育園の桐山です。すみませんお忙しいところ』

『大丈夫です！なんかありました？』

『ともくん、38.3℃の熱が出てまして、お父さんお迎え来て頂けますか？』

『うわ〜！ほんまですか！結構高いですね…。わかりました！急いでいきます！』

お父さん、なんとか来れそうでほっとして後ろのベッドを見ると、シーッてしている大毅くん

よく見ると、ともくんは大毅くんの手を握って寝ていた

「とも、ねちゃった」

「ほんまやね笑大毅くん、ありがとうな？大毅くんおらんかったら大変なことなっとったわ」

「やって、とものひーろーやもん。だいがたすけな」

「ふふっ、ありがとう。ほんならともくんは章大先生にお願いして、大毅くん先生と上行こっか」

「んぅ…。」

「ほんならあとで帰る時にバイバイしよう。約束」

40分くらいしたら章大先生から電話が

大毅くんと二人で下に降りて、ともくんと、お父さんとさようなら

ともくん、元気になってまた園に来てね

END