【文スト】最狂は気紛れである (ページ4)

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眼鏡少年ページ4

米花町につくのにはまだまだ時間がある。少し手を洗いたかったからお手洗いに行くことにした

『はぁ、今日に限って厄介事が多くなりそうな感じがする。知り合いを連れてこなくてよかったよ』

こんな事が起こるから出かけるのはあまり好きではないのだ。

まぁ、知り合いを連れてきたらさらに変なことになるが

そう思い僕は自分の席に戻ったが

『‥‥何人の席取ってんだ。ガキ』

「えー！でも二つ座る席があるんだよ？お姉さんの座っている席は隣でしょー！」

このガキ、さっき僕と男の間に入ってきた人の近くにいた子供か‥

『悪いが僕は席を二つ買い取っているからね。だから、人の席を取るなっていうのはあながち間違ってはいない。』

パソコン類は持ってきていないが何かあった時のために一応毎回二つ席を取っている

『はぁ、まぁ別に良いが。それでお前は何か聞きたいことがあって此処にいるんだろ？』

「うん！僕の名前は江戸川コナンって言うの！お姉さんの名前はなんて言うの？」

こういう時は適当に偽名を名乗っておくか

『僕の名前は二葉亭四迷。其れより聞きたいことがあるんじゃないか。』

「えっと、お姉さんは何処から来たの？さっきの人と揉めてたけど、しかして知り合いとか？
あと、どうして黒い服着てるの？ねぇねぇ、教えｔ痛っ！！」

『人の気も知らずにズバズバと質問をするな。、、ちゃんと一つずつ答えるから一気に質問するな』

少しムカついたので頭に軽めのチョップを食らわせて置く

「うぐっ...はーい。」

そうするとガキは少し残念そうな表情をしていたが元に戻ったので僕は質問を返すことにした

『僕はヨコハマに住んでいてな、今日は仕事があるから米花町に来たんだ。』

「へー！そうなんだ！ちなみにどんなお仕事なのー？」

『それは言えない。結構重要な仕事かもしれないからな。』

しかし、このガキ妙に探ってこないか？

『それで、何か他に質問は？』

「うーん‥あ！僕、お姉さんがどうして黒い服着てるのか知りたいな～！」

「おいガキンチョ！」

「げ...お、おじさん。」

ガキの首袖を掴み怒る先程の多分このガキの保護者だろう。

まぁ、当たり前だろ。赤の他人に迷惑を掛けて居ると怒るのは当たり前だ。

「すみませんうちのコナンが。私毛利小五郎と言います。お嬢さんコナンを見てくれてありがとうございます。」

『厭、此方は何も問題ありません。とても有意義な時間でしたので。嗚呼、僕の名前は二葉亭四迷と申します。』