【暗殺教室】毒舌少女は3-Eに行くことになりました part.２

８３時間目 ページ44

「ふぁ…眠い」


いろいろなトラブルがあった修学旅行も終わり、


今日からまた通常授業。



渚「はは…何時にも増して眠そうだね」


渚君と山道を登り登校中だ。


「うー…この時期になるとね…


夜眠れない日が増えるの…zzz」


最近は蒸し暑い夜が続き、


なかなか眠れないものだから歩いているうちに寝ることもしばしば…


渚「うわ、ちょっとここで眠らないで！？」


「あ、また…寝そうに…」


ダメだ…眠い。


渚君困ってるし、歩かねば…


渚「仕方ないな…Aちゃん。


僕の背中に乗りなよ。


旧校舎まで運んであげるからさ」


「え…渚君が途中で潰れちゃうよ」


渚「僕はそんなひ弱じゃないよ！？」


暗殺の訓練のお陰で体力も力もついたんだから、


と渚君が必死に説明してきたので甘えることにした。


「お言葉に甘えて…寝ててもいいかな…zzz」


私は睡魔に負けて、すぐに渚君の背中で眠ってしまった。


￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
渚side


渚「と、言いつつ既に寝てるし…」


『え…渚君が途中で潰れちゃうよ』


渚「僕だって男だしAちゃんくらいは運べるんだけどな…


にしても、軽いな。


顔色も悪いし、旧校舎についたら保健室につれていった方がいいよね？」


とりあえず歩き出すと、声が聞こえた。


「ご…めん、なさ…


お、とうさ…おか…さ…」


Aちゃん、また一人で無理してる…？


渚「僕じゃ、頼りないかな…」


僕が、そっとAちゃんを見た時杉野がやって来た。


杉「渚ー！


おはよ、今日から通常授業…


…なんか、重そうだな…」


まあ、Aちゃん寝てるし…


朝からこれじゃ吃驚するよね。


僕は、苦笑いして後ろからやってくる杉野を待つ。


渚「はは…おはよう、杉野。


Aちゃんは恐ろしく軽いんだけど、


二人分の鞄まではちょっと…さ」


足元に転がる鞄を見る。


杉「おう、鞄は任せろ。


で、華六はなんでそうなったんだ？」


渚「最近蒸し暑くて寝れないとかじゃないかな？


この時期は寝れないって言ってたから」


杉「なら、見るからに顔色悪いし寝不足か。


お、そーいやさ今日転校生がくるんだよな？」


渚「楽しみだね」


杉「ちょっと不安だけどな」


渚「杉野、鞄教室に持って行ってくれる？


僕はAちゃんを保健室に連れてくから」


杉「わかった」

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