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7話 ページ9

あの後ジンはAをポルシェに乗せ
ある程度の手当てを施した後Aが元の姿の時に利用しているマンションへと降ろした





『はぁ………………はぁ、はぁ』


喉が焼けるように熱い…頭が痛い
今にも倒れてしまいそうだ…………




守れなかった………………私の光だった存在を……………………私の生きる理由だった大切な人を……



Aは部屋に入るとベッドに倒れ込む

そこに



優が玄関から入ってきた

優は目を赤く腫らし
そして…………泣いていた


優「せ、せん……ぱ…い」

Aへの罪悪感、明美を救えなかったという悲しみその2つの感情に押し潰されそうだった


『優………おいで…』

優はAのもとへ
Aは優の頭に手を伸ばし撫でる

『ごめんね…………』


優は責められると思ってたのにAの口から出たのは謝罪
訳が分からなかった

優「なんで…謝るんすか…?
謝らなきゃいけないのは俺の方っすよ?」

『ううん…………私は君に言った
もう…人殺しなんてしなくていいと………。
あの時に、誓ったんだよ。私が自分自身と………君を守るって』

優「なんで………責めてくれないんっすか…
余計に悲しくなるじゃないっすか………」

『いいんだよ…………。明美を救えなかったのは私の弱さだ…………』



明美を救えなかったのは私のせい……そんなの分かってる。私の弱さが救えなかった……私の考えが………………………甘かった。






ならもう1人の…もう1人の私の生きる理由(大切な人)を守り通そう…………



何としてでも

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作者名:のりーー | 作成日時:2020年5月12日 0時

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