運命（さだめ）

4話 ページ6

成実さんを救えなかったあの日から数日



Aは元の姿でカフェに来ていた

そこに1人の女性が

｢ごめんお姉ちゃん！待った？｣

『いや…今来たところだよ




………明美』




Aと明美は紅茶注文し他愛のない話をしていた


『それで？最近どうなの？
あなた疑われてるみたいだけど大丈夫？』

明美｢うん。多分ね…｣

『多分って…

やっぱりあの男さっさと殺しとけばよかった…』

明美｢お姉ちゃん;;;

あ、でもね！今度10億円強奪が成功すれば
妹と共に組織を抜けていいって言う話をしたのよ！
本当はお姉ちゃんも抜けさせてあげたいんだけど……
お姉ちゃんは潜入してるから…言い出せなくて｣

『え…？』

あのジンが？あいつが志保を手放すような事絶対にしないと思ったけど………

なにか………なにか裏があるんじゃ…………

『ね、ねぇ明美？』

明美｢なぁに？｣

『それ成功したらどこでジンと会うの？』

明美｢えーっと確か…｣





その日は明美と別れた







明美とあった日から少しして10億円強奪の事件が新聞に取り上げられた





『……………優！！』

優｢！？
な、なんすか先輩そんな大声出して…｣

『ライフルを持って！！今から私が言う場所の配置について！！』

優｢な、なんでまた？｣

『私の妹が危ないのよ！！』

優｢り、了解っす！！｣





Aは元の姿に戻り以前明美と会った時に教えてもらったジンと会う場所へ向かった




ジンが志保を手放すなんて絶対ありえない
そして、10億円強奪というありえないほどの額

ジンは明美がこの計画が上手くいかないとふんでいた
だが明美は見事に成功

ジンは予想外のこの出来事をどう対処するか……………
そんなの決まってる………………


ジンは明美を殺す気だ…！

NOCの赤井秀一と恋人だった明美を消す事と志保を組織につなぎ止められると言う二つのことが同時に成功する…………




そんなのさせてたまるか！！

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