42 ページ42
LH「俺らって...いとこなんだよな。」
知りたくもない現実を知らしめられる。
「わかってる。」
LH「って、付き合ってもいないしなw」
ずきん
胸が痛い
「...ははは！そーだよねーwww」
LH「A？」
「どーせ無理！だっていとこだよ？ww」
LH「A...」
「兄妹じゃないとはいえ血は繋がってるし！wwwあーあーww馬鹿みたいだなーwwwww」
LH「A！」
「...な、によ。」
いつの間にか涙が溢れていた。
LH「それ以上言うな...」
そう悲しそうに言って私を抱きしめるルハン。
「ルハン...」
規則正しく背中を叩いてくれるルハンは
昔と変わらないのに
成長したせいかかっこよくなっちゃってさ
ずるいよ
ルハンばっかり...
私をドキドキさせて
恋なんて
知らないままでよかったのに...
LH「A。自分の道は自分で選べばいい。人に左右されなくていい。」
「うん...」
LH「泣き顔なんて...他の奴に見せんな...。」
かすかに聞こえたその言葉
消えてしまいそうな弱々しい声
きっと私の幻聴...
だけど
いまはルハンの言葉だって
信じて自惚れてたいな。
______
「今日はありがとう。」
LH「いや、こっちこそ突然会いたいなんて言ってごめん。」
「ううん。嬉しかった」
LH「はぁ...その顔、俺以外の奴に見せんなよな。」
「え？」
LH「お前が奪われそうで怖いから」
「あの、何を言っているの？」
LH「なんでもねえ。ほら宿舎のまえまで送るから」
「...はーい。」
ねえルハン
これ以上私を
自惚れさせないで
私
心臓が持ちそうにないよ
_______
「ただいまー」
TM「おかえり」
家に帰ると玄関にテミンオッパが立ってた。
「どうしたの...？」
TM「待ってた。遅いから見に行ったら...」
見てたんだ。
「うん。これ以上言わなくていいよ。」
TM「ごめん...」
「謝んないでw」
申し訳ない気分になるじゃん
ごめんって
「テミンオッパは何も悪くない。たまたま見ちゃっただけでしょ？」
TM「うん...」
「ほーらー！しょげた顔しないのーww」
なんだ、私ってルハンにしか甘えないんだ
結局は昔みたいな部分を他の人に見せたくないんだ。
TM「A。」
「ん？」
TM「やっぱりなんでもない」
「...そう。」
ルハンと私はいとこ。
どうしても崩すことのできない立ち位置。
あきらめたほうがいいのかな...？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：イ ミファ | 作成日時：2015年8月29日 20時
