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テミニオッパの病室に、
オニュさんの優しい声が響く。
｢...はい。｣
オニュさんの優しい声は
私の少し混乱している気持ちを落ち着かせてくれた。
病室でしばらくテミニオッパの様子を見ていると、目が覚めた。
私の顔を見ると
テミニオッパが申し訳なさそうに微笑んで
TM｢大丈夫だからね。｣
そういった。
そういえば、テミニオッパ日本語わかるんだった。
私の過去のこと、聞こえちゃったかもな...
でも、この人達なら大丈夫かもしれない。
私の過去のこと
ちゃんと聞いてくれるかもしれない。
そう思ったその時
テミニオッパが私を手招きして
コソコソと話す。
その言葉を聞いてこの人達に話すことを決意した。
｢あの、｣
話そうとしたとき、マネオンニがきて、
GM｢A！あんたって子は！もう！なんt｣
TM｢マネヌナ。Aのこと責めないでくださいませんか...？｣
GM｢えっと｣
｢これから、ここにいる皆様に話したいことがあるんです。今まで隠していた、私の過去のことです。｣
私のその言葉で病室に緊張が走る。
｢まず、私の実の母は昨日のステージで私のところまで来たあの女です。そして、あの女にカッターで襲われそうになったところをテミニオッパが助けてくださいました。｣
GM｢...｣
｢私は、とてもとても小さい頃実の母に虐待を受けていました。
そして、捨てられました。
そこで拾ってくださったのは、私を大切にここまで育ててくださった両親です。｣
GM｢その両親は今どうしてるの...？｣
なんだか申し訳なさそうに尋ねてくるマネオンニ
｢去年の冬。雪の夜に交通事故で亡くなりました。｣
その言葉でみんな、すごく深刻な顔になる。
｢でも、私はとても小さい頃、一度記憶喪失になっていたようで、昨日実の母がステージに上がってくるまで私を育ててくれた両親が本物の親だと思っていました。｣
｢それで、さっきちゃんと実の母と話しました。｣
JI｢A...｣
話していたら自然と涙が出ていた。
やはり亡くなった両親のことを話すと必ず涙が出る。
ベットで横たわっていたテミニオッパが起き上がり
痛そうな傷をかばいながらこちらへ歩いてくる。
そして優しく抱きしめてくれた。
優しく優しく、頭をなでてくれた。
私が落ち着くと
そっと手を離して
優しく微笑んでまた戻っていく。
その光景をSHINeeのメンバーは優しく見守っていた。
ただ、
二人のマネージャーと、ジョンイナオッパの顔が険しかった。
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作者名：イ ミファ | 作成日時：2015年8月17日 16時
