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「テミニオッパ。」
TM「ん？」
「ありがとう。」
TM「俺、何もしてないけど？」
「ううん。ありがとうじゃ足りないくらい感謝してるんだよ？」
TM「そうか...もう落ち着いた？」
「うん。ありがとう」
そういって抱きしめてくれていた腕を離すと
自然と目が合う。
それからテミニオッパは困ったようにニコって笑って
TM「そんなに感謝される人間じゃないよ。俺は」
なんていうんだ。
あなたが思っているよりも
あなたは誰かに感謝されるような
そんな素敵な人ですよ。
なんて言わないけど。
「そうなんだ？じゃあ意地悪なの？」
なんて聞いてみる。
そしたらクスって笑って
TM「そうかもね」
なんていうから
ちょっとドキッとさせられました。
TM「だいぶ落ち着いたみたいでよかった。カトク交換しない？何かあったらいつでもとんでいく。」
「うん。じゃあ交換しよ」
TM「ん。できた。」
「うん」
ニコニコ笑ってくれているテミニオッパだけど、ずっと私のこと気にかけて心配そうな顔を時々するから
それに答えたくて。
ニコって笑ってみたら
TM「じゃ、俺帰るけど、なんかあったらすぐに連絡してね」
「うん！わかった。ありがとう。それじゃあまたね！」
TM「ん！」
そういって帰っていく背中を眺めていると
さっきまでこの場所にいたことが嘘のように思えて
急に不安と寂しさがこみ上げる。
もう会いたいなんて。
どんだけ好きなんだ...私。
「好き」
日本語でぽろっと出た言葉は
虚しいくらいに部屋に響き渡り
何事もなかったように消えていった。
ーーー
ピピッピピ
「んーーーーもう朝かーーーー」
ゆっくりと伸びをすると
心地よいくらいの優しい太陽の光が
カーテンの隙間から優しく降り注いでいた。
やっぱり冬が大好きです。
♪〜♪〜
ジュン:大丈夫か？ツイッターのトレンドでAのデビューステージが話題になってるけど。
A:もうそんなに広まってんの！？信じらんない！早すぎー
早い。早すぎる。
いやいやいやいや。いくらなんでも早すぎないか！？
だって
まだ1日しか経ってないぞ。
ジュン:で、何があったんだよ。デビューステージで
A:何にもないよwwwもしかして素晴らしいステージだったのかも！！←
ジュン:そうなのか？ま、楽しみにしとくわ。じゃな！
ごめんね。ジュン。
嘘ついて。
心配かけたくないんだ。
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作者名：イ ミファ | 作成日時：2015年8月17日 16時
