冬ですね (ページ31)

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｢お母さん！ごめんなさい！ごめんなs｣

パチンっ

私を殴る音。

そして

実の母の怒鳴り声。

痛いほど耳に入ってくる。

｢ごめっなさいっ！だか、ら。おか、さん！やめて！！｣

実の母｢だまれ！！！｣

怖かった。

どうしようもない怖さに

私は何もできなかった。

そんなある日

私を虐めることもあきたのか捨てられた。

どこだかもわからない。

知らない世界に。

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実の母｢その顔っ。イライラするのよ！｣

パチンっ

私の頬を叩く音。

｢おかあ...さん？｣

実の母｢思い出したのね？ははっまぁ、今日はもういいわ。また、会いましょうね。｣

不気味で冷たい笑みを浮かべ去っていく実の母。

こわい。

こないで。

また、会いたくないよ。

？｢大丈夫か！？｣

ステージ裏から走ってきた誰か。

それは、テミニオッパだった。

｢テミニオッパ...？大丈夫です..よ｣

笑ってみたけどひどく歪んでしまって。

TM｢無理するなって...｣

そういってわたしの頭を撫でる。

ペンたちもアンチたちも

さっきの出来事に呆然としていて

なにも、一言も喋らなかった。

嫌なくらいに光るステージライトの下

テミニオッパが優しくなでてくれた。

怖さで涙も出なくて

ただ。

震える唇と手足は

誰にも止めることが出来なかった。

ジョンイン side_

やっぱりAのステージは素晴らしかった。

そして、予想通り一位はAのステージだった。

アンコールステージが始まった直後、

ざわざわし始める。

なんだか、嫌な予感がする。

ステージからAの声が聞こえた。

ただ、何を言っているのか分からなかった。

でも、Aの声がとても苦しそうで

助けに行きたかったけど

サセンが多い俺が今行ったら

Aが辛い思いをする。

だから、俺は我慢する。