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この人は人の心が読めるのかと思った。
やっぱり長年やってるとこうなってくるものなのかなとも思った。
ダンスレッスンをしていたら突然
練習生の一人に足を踏まれて
私は足をひねって転んだ。
恥ずかしかった。
きっとわざとじゃないよね。
ってそう信じたかったけど
その子は笑ってた。
とっても怖い笑顔だった。
ダンス中だから立とう思ったけどあまりにも痛かった
でも、我慢した。
最後まで我慢して踊るはずだった。
でも、無理だった。
久々に来た貧血と足の痛みが重なって座り込んだ。
テミンさんが走ってきた。
TM｢Aさん！ほら行くよ！｣
そう言って私をおんぶすると
救護室まで運んでくれた。
｢ありがとうございます...｣
二人きりは気まずい、
TM｢痛かったでしょ。大丈夫？また、我慢したでしょ。｣
｢してないですよ｣
そう言って微笑んでみたけど痛くて無理だった。
きっと歪んで微笑んでた。
なんてパボなんだ...
TM｢だって俺、ずっと見てたからわかる。｣
テミンさんが発したその言葉にドキッとした
ずっと見てたから
そんなこと言わないでよ
胸が苦しくなるから...
TM｢本当はすぐに助けたかったけどあそこで助けたらAがイジメられてしまいそうでいけなかった。ごめんな。｣
｢大丈夫ですよ｣
包帯を巻きながらテミンさんが
TM｢オッパって呼んでよ。俺もAって呼んでいい？｣
｢はい｣
TM｢頑張ってデビューして、いつか同じステージにたとうな。｣
｢は、はいっ｣
TM｢あ、あとひとつお願い。タメで話して欲しい。｣
｢いいんですか？｣
TM｢うん。｣
｢わかった。ありがとう。｣
そう言うとテミニオッパはにこって笑って
TM｢次は歌のレッスンみたいだけど大丈夫そう？｣
って
｢大丈夫。｣
TM｢無理しないでね。それじゃあ行こう。｣
歩き出したテミニオッパの背中が
誰よりも頼もしくて
かっこいいものに見えた。
まぁかっこいいんだけどさすべてが。
ーーーーーーーーーーーーーーー
歌は得意なこともあってすぐに終わった。
韓国語の勉強も正直必要ないくらい上達して
もう帰る時間になった。
ふー
なんか今日はいろいろあったけど
いい日だったな
テミニオッパに会えたし...
私がテミニオッパを初めて好きになったのはね
テミニオッパがデビューする前なんだよ。
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作者名：イ ミファ | 作成日時：2015年8月17日 16時
