君はペット。〈Hidaka.U〉 (ページ44)

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がらんごろーんページ44

「雨降ってきたね、」

「ね、」

朝テレビでお天気お姉さんが

今日はずっと天気が悪いって

言ってた。

にしてもすごい曇ってるなぁ…

どしゃ降りだし。

まぁこういう日は

家でごろごろするのが

1番いーよね、

「せっかくAと

デートしようと思ったのに…」

「ざんねんだったね、」

「絶対思ってないでしょ！！

今日は１日中Aと

ごろごろするーっ！♡」

「抱きつくな！！」

ピシャッ

「「え」」

ひだかと同時に窓を見た。

ゴロゴロゴロ…

「なんかゴロゴロいってるね、

って、A？」

「…雷…？」

「えっ、もしかしてこわいの？」

「なっ、こわくない！」

「ほんとに～？

もっと抱きついてもいーよ♡」

「ばか！こわくないから！！」

ひだかから離れた。

ﾋﾟｯｼｬｰﾝ！！！

「きゃ、！！」

「すごいおっきい音だったね、」

「ひ、ひだかこわくないの…？」

「うん、」

「あっそ…」

「A、こわいんだったら

もっとひっついていいよ？」

「いい、」

ﾋﾟｼｬｯ

｢わ！！」

「ほら、おいで？」

「～っ」

腕広げてるから、

おもいっきり抱きついてやった。

「よしよし、」

頭ぽんぽんされてる…

「なんかむかつく…」

「そんなこと言ってたら

また雷なるよ？」

ﾋﾟｼｬｯ

「ひ！」

「ほら笑」

もう今日は大人しく

ひだかにひっついといてやろう、

「雷なりやまるまで

ずっとこうしてようね？♡

あ、なりやんでもこうしてて

いいけど♡」

「なってるあいだだけね、」

しばらくひっつきあっていました。