レンタル彼氏 目黒くん

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近くで見るとえぐいほどイケメンやな…。
スタイルええけど、結構肩幅あって男らしい。
てか、服の感じとかまじで好みど真ん中なんやけど！
それに低くて甘い声やなんて思わんかったやん！
もー、どこまで完璧なんよ！！

いきなり康二って呼ばれてびっくりしたけど、あ、そうか、好みのタイプとか、どう呼んでほしいかとか細かいアンケート回答したもんな、なんて思い出して冷静さを取り戻そうと必死だった。


「じゃ、さっそく行こっか。」

「あ、はい、よろしくお願いします。」

「ふふ、康二、敬語はやめない？今日デートなんだし…さん付けもやめてよ」

「え！んと、うん！わ、わかった！じゃあレンくん…って呼んでもええ？」

「もちろん。くんもいらないけど…まぁかわいーからいいや。行こ。」



そういっておれの手をにぎって歩き出したレンくん。
まって、しょっぱなからこんなサービスしてくれんの？
心臓がバクバクとうるさい。
今日一日持ってくれ、おれの心臓・・・。

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