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走って外に出ると
タクシーの側のガードレールに腰かけてスマホをいじってる臣くんの姿が見えた。
私の足音に気付いてパッと顔をあげる。
かけていたサングラスを外して、
片側の口角をあげてニコッと笑いかける。
…まただ。
私はそれに弱い。
その顔を見るだけで、胸が苦しくて、
せつなくなる。
ごめんなさい!迎えに来てもらって。
と息切れしながら駆け寄ると、
ひさしぶり。
とだけ言って優しく笑った。
たぶん、いやきっと、
もうすでに私は落ちていた。
なんなんだ。
ただ笑っただけなのに、
たった一言言葉を発しただけなのに、
なんでこの人はこんなにも…。
だめだ。
私は、恋しちゃいけない。
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hinami(プロフ) - かなた。さん» 教えていただきありがとうございます!!間違えて非公開にチェックを入れてしまってました……(>_<)直しましたので、読んでみてくださいね(^^) (2016年9月4日 19時) (レス) id: 542a94ff9e (このIDを非表示/違反報告)
かなた。 - ストーリー1の2ページ目が表示されていません(><) (2016年9月4日 18時) (レス) id: ddc049e34f (このIDを非表示/違反報告)
hinami(プロフ) - 綾香さん» もし表示されないようでしたら、また教えてください!m(__)m (2016年8月17日 17時) (レス) id: 542a94ff9e (このIDを非表示/違反報告)
hinami(プロフ) - 読んでいただきありがとうございます!コメントとても嬉しいです(^^)小説の続編を見る から飛べないですかね?(>_<)それか、作品のシリーズ一覧には表示されていませんでしょうか??今確認してみたら、私は表示されたのですが、ぜひ読んでいただきたいので、 (2016年8月17日 17時) (レス) id: 542a94ff9e (このIDを非表示/違反報告)
綾香(プロフ) - 初めてこのお話を読もうと思ったら、2がなくて話の内容がつかめないのですが何か事情あってないのですか?更新頑張ってください!シリースが8までありますが頑張って追いつきます笑笑 (2016年8月17日 17時) (レス) id: e5cab4644d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:hichan | 作成日時:2016年6月14日 15時