也川塗とそのお姫様

パンダ？ ページ10

塗side

塗:貴方、掃除しづらいよ…。

後ろから俺を抱き締める貴方
朝からずーっとこれ
法朗さんも何も言ってくれないし…

厄:あの！貴方ちゃんいますか？

塗:後ろにいるよ。

来店してきた厄介さんにも目を合わせない

厄:貴方ちゃんに透視して貰いたい事があって。

あ:私は今日一切依頼は引き受けません！

厄:え、何で！？

あ:今日はずっと塗の傍を離れませんから！依頼なら今日子さんにして下さい！

何言っちゃってんだか…
厄介さんは諦めたかのように椅子に座る

あ:塗、抱っこぉ。

塗:はいはい。

掃除を終えて貴方をお姫様抱っこすると、厄介さんは何かを思い付いたかのように貴方に近付いてきた

厄:貴方ちゃん、パンダ好き？

あ:パンダ…？うん、好き。

厄:じゃあさ、動物園に行こう。

塗:動物園？

訳が分からず、何故か俺達も同行させられた
そこはとある動物園

あ:わぁ！パンダだー！

厄:パンダもいいんだけど、実は見て貰いたい動物がいるんだ。

あ:パンダじゃないの？

そう言って案内されたのは、虎の檻

あ:ｷﾞｭｯ

貴方が俺の手を握ってきた
やっぱり怖いか

すると、一人の男性が虎を見に来た

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